夏バテ予防・疲労回復!脳脊髄液減少症、水分補給!

夏バテ予防・疲労回復!脳脊髄液減少症、水分補給!実際は夏バテしているのに感じていない人が多くいます。夏の始まりからもう夏バテは始まる。夏バテは疲労が蓄積すると「うつ状態」や「過労死」を招く恐れも

■夏バテについて
そもそも夏バテは、外の暑さと冷房などによる寒暖差や強い紫外線などによって自律神経のバランスが乱れることが原因です。
すると全身の臓器の機能が低下し、身体の疲労が信号となって脳に伝わり、そこで疲労感を感じはじめます。
これこそが夏バテの正体です。
人間は前頭葉が発達したため意欲や楽しみが疲労を消してしまう働きがあります。
しかし様々なイベントや楽しいと思うことがあると、脳の前頭葉から楽しさを感じる信号が出ます。
そしてしだいに脳が感じている疲労感を覆い隠してしまいます。
すると自分では気付かないうちに身体の疲労が蓄積していきます。
そしてその悪影響が出るのが「秋」です。
楽しい夏が終わった直後に溜め込んでいた疲労が一気に身体に襲い掛かかり、ひどい倦怠感やうつ状態、さらには突然死を招くこともあります。
だからこそ夏バテを感じている人はもちろん、夏を満喫している人は注意が必要です。

■脳脊髄液減少症(のうせきずいえきげんしょうしょう)
そもそも脳と脊髄(せきずい)は、髄液という液体によって外部の衝撃から守られています。
脳脊髄液減少症(のうせきずいえきげんしょうしょう)とは、この髄液が何らかの原因によって減少し、その影響により脳が下がり、髄液を包んでいる硬膜(こうまく)が引っ張られて頭痛・めまい・吐き気などの症状を引き起こしてしまう病です。
現在この病気の患者数はおよそ5万人で、主な原因は事故などの激しい衝撃により硬膜(こうまく)が破れ髄液が漏れだしてしまうためと言われています。
しかし近年、事故などとは別に、夏に誰にでも起こるある状態が病に深く関わっていることが分かってきました。
それこそが「夏バテ」です。 実はこの病の発症率は夏に最も多く、たかが夏バテと思っている人の中には脳脊髄液減少症(のうせきずいえきげんしょうしょう)の患者が数多く存在すると言われています。
その原因と考えられているのが水分不足による脱水状態です。

■夏バテと水分補給
人間には1日およそ3リットルの水が必要だと言われています。
そのうち食べ物から摂れる水分はおよそ1リットルになり、残りの2リットルは飲み物として摂らないと体内の水分が不足した状態になります。
夏に感じる倦怠感には、脱水状態によって髄液が下がったことで起きるものもあります。
スポーツなどで大量に汗をかくなど急激に脱水した場合、脳は脱水のサインである喉の渇きを感じる信号を出します。
しかし慢性的な脱水状態の場合、その状態に脳が慣れてしまい喉が渇いたというサインを出さなくなってしまうことがあります。
さらには慢性的な脱水状態が続くことで、脳脊髄液減少症(のうせきずいえきげんしょうしょう)が進行してしまい、めまい・頭痛・吐き気など様々な症状を引き起こしてしまいます。
水分補給を怠ると脳脊髄液減少症(のうせきずいえきげんしょうしょう)を引き起こしやすくなってしまいます。
足りない人は意識して水分を補給することが大切です。
また水分は食事からも摂取しているので、1日2食で1食抜いてしまうと水分摂取量がかなり減ってしまうので注意しましょう。

■アルコールの利尿作用
アルコールには利尿作用があり、むしろ体内の水分を外に出す働きがあります。
お酒を飲んだ翌朝に喉が渇くのは脱水状態の証です。
お酒を飲むときは水分をより摂ることも大切です。

■夏バテ予防!疲労回復にイミダペプチド
イミダペプチドは動物の筋肉中に含まれ、渡り鳥や回遊魚に多いと言われています。
その中でもとりわけ多く含まれているのが鶏の胸肉です。
鶏の胸肉には、牛肉や豚肉と比べて2倍〜3倍も多くイミダペプチドが含まれています。
イミダペプチド1日400mgを1週間摂り続ければ疲労回復に効果があることが分かっています。