ダニ予防対策!ダニアレルギー、布団の干し方、掃除機のかけ方!

ダニ予防対策!ダニアレルギー、布団の干し方、掃除機のかけ方!アレルゲンの中でも最も多い患者数を持つのがダニアレルギーです!ダニ退治の基本は干す事。掃除機はゆっくりかける。敷き物は定期的に干す。裏側も掃除機をかける

■アレルギーについて
アレルギー性ぜんそく・鼻炎・花粉症などは、ダニや花粉をはじめとした異物に対して人体の免疫システムが過剰に反応することで起きる症状です。
通常の免疫システムは体内に入った異物を排出することで働きを終えますが、アレルギー疾患では免疫システムが必要以上に働いてしまい自分にとって不利に働くことで起こります。
異物の進入を防ぐため、せき・くしゃみなどの症状が現れます。

■アレルギーとダニの関係
そんなアレルギー反応を起こす花粉などの異物をアレルゲンと呼びますが、ダニもそのアレルゲンの一つになります。
予備軍を含めたアレルギー患者数は、現在2人に1人以上と言われています。
数多くのアレルゲンの中でも最も多い患者数を持つのがダニアレルギーです。
ダニに過敏になると花粉など他のアレルゲンにも過敏になりやすいと言われています。
通常ダニは低温・乾燥に弱く、冬は繁殖しない生物です。
しかし気密性の増した現在の住宅環境では一年中部屋の中が暖かく湿度・温度が一定で、冬場でもダニが繁殖できる状態が多くなっています。
メスのダニは一匹で100個の卵を生みます。
1日に100個全部生んだとして卵がふかし成虫になるまでに20日ほど。
成虫になった半分がメスだと考えると、計算上3ヶ月経つと1000万匹以上にもなるそうです。

■主なアレルゲン
●吸入によるアレルゲン(ダニが最も多くのウエートを占めています)

・ダニ、ハウスダスト
・ペット動物由来(猫、犬、ハムスター、鳥など)
・花粉(スギ、ヒノキ、ブタクサ、ヨモギなど)
・菌類(カビ)
・ゴキブリその他の昆虫類由来
・ソバガラ、絹、羊毛など

●食物によるアレルゲン
・卵、牛乳、小麦、ソバ、大豆
・米、魚介類、果物、ピーナッツなど

●接触によるアレルゲン
・化学繊維の衣類、羊毛繊製品、ゴム製品、金属製品
・オイル、ローション、香水、せっけん、白髪染め

■布団のダニ予防対策
ダニ退治の基本は干す事です。
布団を干すときのポイントは、布団の両面に陽を当てることです。
こうすることで布団に溜まった湿気を抜けてダニが繁殖しにくくなります。
また干し過ぎは禁物。
長時間干していると布団が大気中の湿気を吸い取るため、ダニが繁殖しやすい状態になってしまいます。
干した後はしっかり掃除機をかけます。
アレルゲンとなるダニのフンや死骸などを吸い取ることができます。
意外な盲点となるマットレスは、部屋の中で立て掛けて換気するだけでも十分に湿気を取ることができます。
すのこなどを使用し、寝具とフロアとの間に空間を作って空気を通すのもダニ予防対策に効果的です。

■重ね敷はダニの温床となる
畳の上などに重ね敷をすると湿気・温度が保たれ、またゴミが溜まりやすくなり、ダニが住みやすい環境になってしまいます。

■ダニ掃除のポイント
畳(たたみ)の上の重ね敷は、ダニにとって絶好の繁殖場所になってしまいます。
敷き物は定期的に干したり、裏側も掃除機をかけるようにするのがダニ予防対策のポイントです。
掃除機はゆっくりかけるのがコツ。
じゅうたんの場合は、目を起こすように掃除機をかけます。
じゅうたんの下はもちろん裏側も掃除機をかけるこおtが大切です。
フローリングの場合は、先に拭き掃除をしてから掃除機をかけます。
こうすることで目地に入ったホコリも吸い取ることができます。
先に掃除機をかけると細かいホコリが舞い上がってしまうため、ダニ予防対策の効果が薄れてしまいます。
掃除機のゴミはこまめに捨てることも大切。
長く溜めておくと、その中でダニが繁殖する可能性があるので要注意です。