骨盤の歪み改善!股関節ストレッチ、変形性股関節症!

骨盤の歪み改善!股関節ストレッチ、変形性股関節症。骨盤の歪みは、股関節の周りの筋肉のバランスが崩れることにより骨盤が傾き、骨盤が歪んでいるように感じて起こります。股関節のストレッチを行い歪みを改善

■骨盤の歪み
骨盤そのものは硬い骨なので、歪むというか左右に大きく動く事はありません。
骨盤は健康な人であれば歪んだり変形したりということはありません。
骨盤は腸骨(ちょうこつ)・仙骨(せんこつ)・恥骨(ちこつ)・尾骨(びこつ)など複数の骨の組み合わせで出来ています。
実は出産の時には左右の恥骨をつなぐ恥骨結合が開きます。
基本的には出産が終れば元に戻るため産後骨盤が開いたままということはありません。
骨盤そのものは歪んで開いたわけではなく、立っている時に何らかの関係で傾いてしまいます。
体重を足に乗せていると骨盤が傾きますが、そういうのを歪みとして感じてしまうそうです。
重心の傾きは筋肉の付き方によって決まります。

■股関節と骨盤の歪み
骨盤が歪んでいると思っていたのは間違いで、骨盤を支えている周りの筋肉などがバランスを崩すことにより骨盤が歪んでいるように感じてしまいます。
そのため立ち方のくせや筋肉の緊張から解放される寝姿勢になるだけで骨盤は元の位置に戻ります。
そんな筋肉の付き方特に影響を及ぼすのが骨盤につながっている股関節(こかんせつ)です。
股関節周りの筋肉が硬く伸びないため、股関節は正しい位置に動くことができなくなり十分に動かせなくなります。

■足の裏でボールを転がす(骨盤の歪み改善股、関節のストレッチ)
足の裏でボールを転がす動きを行うと股関節のストレッチにつながり骨盤の歪みが改善。
足を前後に動かすことで筋肉が刺激されたため、前屈をしたときに伸びやすくなり股関節も本来の動きを行えるようになります。
股関節周りの筋肉の状態がよくなりバランスがとれることで、骨盤の傾きなども改善し姿勢が良くなります。
このように本当に重要なのは、骨盤というより骨盤につながっている股関節の動きです。
股関節周りの筋肉にポイントがあります。

■骨盤の歪み改善のポイント
大事なのは股関節周りの筋肉にあります。
股関節周りの筋肉の状態が改善されると姿勢が良くなるため、バストやヒップの位置が上がることも期待できます。
しかも股関節の稼動域(かどういき)が広がるので動きも機敏になります。

■あぐらのポーズで股関節のやわらかさチェック
両方の足の裏を合わせて座り、股関節がどれくらい広くかチェックします。
こぶし一つ分以上ひざが床から離れたり、左右で高さが違うと筋肉が硬くなっている可能性があります。

■股関節ストレッチ(骨盤の歪み改善)
両ヒジでヒザを押さえ3秒キープします。
1日10回行います。

■体ひねりで股関節のやわらかさチェック
右脚を立てて左脚をまたぎ、左ひじで右ひざを押します。
立てたひざが逆の脚より奥に行かない場合や、左右に差がある場合は、筋肉が硬くなっている可能性があります。
また股関節が硬くなっている人は、そのまま息を吐きながら身をひねり、3秒キープすると股関節のストレッチになります。

■変形性股関節症
私達の股関節はなめらかで弾力性のある関節軟骨で覆われているため、骨同士が直接ぶつからず円滑に動くようになっています。
その関節軟骨が磨り減り骨同士がぶつかったり、炎症を起こして痛みがでるのが変形性股関節症です。
物といっしょで股関節を使えば使うほど老朽化するため、加齢により症状が進行し痛みが生じます。
痛みがでて病院に行くピークは40代〜50代ですが、20代で発症するケースもあります。
変形性股関節症の多くは生まれた時で、生まれて3ヶ月〜4ヶ月の間で股関節が脱臼(だっきゅう)していたり、骨の形成が悪くなるという原因があると言われています。
変形性股関節症の原因で一番多いのが先天性股関節脱臼です。
これは臼蓋(きゅうがい)という股関節の屋根の部分が生まれつき浅いため、きちんと骨がはまらず脱臼してしまう状態です。
そしてもう一つが臼蓋形成不全(きゅうがいけいせいふぜん)です。
実は赤ちゃんは生まれた時には骨の形成が未完全です。
成長過程で臼蓋(きゅうがい)の発育が不完全になると、正常な人に比べて大腿骨の頭を覆うことが不可能になってしまいます。
2つの原因のいずれも股関節の一部に強い負荷が集中してかかるため関節軟骨が磨り減りyすくなってしまいます。
しかも初期にはなかなか気付けないのも難点だそうです。

■変形性股関節症のチェック
・お尻や太ももに痛みがある
・動き出すときに脚の付け根が痛む
・以前より股関節の動く範囲が狭くなった
・左右の脚の長さが異なる
・自分で靴下が履けない

一つでも当てはまる人は変形性股関節症の可能性があります。
気になる人は早めに整形外科を受診しましょう。