塩分は適量が大切!普通の食塩を高級塩に大変身!(ガッテン)

塩分は適量が大切!普通の食塩を高級塩に大変身!塩の成分ナトリウムは筋肉を動かすのを助け、体内の水分量を一定に保つのに役立つなど大切な働きをするミネラル。適切な量の塩分でアルドステロンを正常に働かせましょう

■塩分の働き
身体の中で作れないミネラルは貴重な栄養素の一つ!
たとえば牛乳からはカルシウム、レバーからは鉄分、塩からはナトリウムなどのミネラルが摂れます。
私達の体内に含まれる塩分量は、体重60kgの人で200g。
体重のおよそ0.3%含まれています。
塩の成分ナトリウムは筋肉を動かすのを助け、体内の水分量を一定に保つのに役立つなど、大切な働きをするミネラルです。

■アルドステロンに要注意!減塩を!!
血圧が高くなくても心筋梗塞、脳硬塞、腎不全になっている人はたくさんいます。
その主たる原因としてアルドステロンを考えなくてはなりません。

■アルドステロンの働き
アルドステロンとは、体内でナトリウムが足りなくなった時ナトリウムの再吸収を助けるホルモンで、身体の中のナトリウム量を調節してくれます。
しかし、ナトリウムが多すぎると悪い作用を起こすようになります。
血管を攻撃して血栓を作ったり、血管をもろくし動脈硬化に似た症状を引き起こしたりします。
アルドステロンが大量に出たとしても食塩を制限しておくと、血管の局所でのアルドステロンの働きを弱めることができます。
つまり食塩制限が大切になります。

日本人の1日平均食塩摂取量は11.2gですが、高血圧学会の推奨では1日6gが目安となっています。
急激な減塩は要注意(医師の指導に従うようにしましょう)

■食塩非感受性
食塩非感受性とは、食塩を摂っても血圧に変化があらわれにくい人のことで、人口の50〜70%の人がいるそうです。

●食塩非感受性の問題点
・見分けにくい(お医者さんの指導のもとに調べるしかない)

・長期間摂り続けると血圧が上がることもある

・塩分を摂り過ぎていると高血圧の薬の効きが悪くなることがある

■食塩が高級塩に大変身!!
顕微鏡で見ると?
食塩の方は結晶のつぶが小さく、均一の大きさ
高級塩の方は結晶のつぶが大きく、ふぞろいです
実は、塩は舌の上で結晶が溶けて初めてしょっぱいと感じることができます。
小さい結晶ほど早く溶けてしょっぱさを感じます。
食塩は99%がナトリウム。
高級塩はナトリウムがおよそ90%で2〜3%がミネラル、残り7〜8%が水分です。

■食塩を高級塩に大変身!うま塩の作り方!!
1:食塩1、水3をよく溶かします
2:お皿に流し込む(深さ2〜3ミリのお皿)
3:風通しのよい場所で24時間ほど自然乾燥させます

もし24時間経っても乾かないときはドライヤーを使うと早く乾きます
乾いて固まったものをけずりとれば完成です

■振り方ひとつで焼き魚が大変身!!
まず粗塩を加熱しサラサラにします
サラサラになった塩を、手をこきざみに動かして切り身に振りかけます
塩を振ってから10〜20分ほどそのまま置いておきます
その後切り身を水につけてよけいな塩分をとります(こうすると臭みも取れるそうです)
これを火にかけ焼けば完成です

※肉は塩を振って置いておくと旨味がにげてしまうので、肉の場合は振ったらすぐに調理が必要です。