めまいについて!起立性低血圧が原因の場合!

回転性のめまいは突発性難聴や内耳炎などが原因、耳鼻咽喉科での診療。足が地につかない、安定しないようなめまいはストレスや脳の出血、脳梗塞で起こり、脳神経外科での診療。立ち上がったときに目の前が暗くなるようなめまいは血圧の異常や貧血などで起こり、内科での診療。

■めまい
めまいには、ぐるぐるタイプのめまい、ふわふわタイプのめまい、くらくらタイプのめまいの3つのタイプがあります。
どのタイプのめまいかによっても、行くべき診療科が変わってきます。

●ぐるぐるタイプのめまい
ぐるぐるタイプのめまいとは、目の前がぐるぐる回るような回転性のめまいをいいます。
主に耳の奥の方で、突発性難聴(とっぱつせいなんちょう)や内耳炎(ないじえん)などが原因で起こることがあるので、診療科は耳鼻咽喉科になります。

●ふわふわタイプのめまい
ふわふわタイプのめまいとは、足が地につかない状態で、船の上に乗っているような、安定しないようなめまいをいいます。
ストレスなどでも起こりますが、脳の出血や脳梗塞でも起こりますので診療科は脳神経外科になります。

●くらくらタイプのめまい
くらくらタイプのめまいとは、立ち上がったときに目の前が暗くなるようなめまいをいいます。
血圧の異常や貧血などで起こるので、診療科は主に内科になります。
くらくらタイプのめまいの原因は、脳の酸素不足になります。
立ち上がって目の前がが暗くなってしまうような場合は、原因として起立性低血圧(きりつせいていけつあつ)が考えられます。

■起立性低血圧(きりつせいていけつあつ)について
起立性低血圧(きりつせいていけつあつ)とは、寝たり座ったりした状態から立ち上がった時にふらついたり、めまいが起きたりすることをいいます。
起立性低血圧は血圧の急激な低下により、脳へ送られる血圧が一時的に減ることで起こります。