インナーマッスルを鍛える、転倒・腰痛・肩こり・ヒザ痛予防

正しい姿勢や正しい動きをするときインナーマッスルが働きます。
インナーマッスルを鍛えることで転倒、腰痛、肩こり、ヒザ痛予防につながります。

姿勢を意識して良い姿勢を取ると、インナーマッスルが働きます。
自分の正しい姿勢を含めた身体の使い方をマスターしておけば、腰痛、肩周りの痛み、ヒザの疾患などの予防にもつながります。

■スキップでインナーマッスルを鍛える
スキップで飛び跳ねる動きが、子宮や膀胱など下腹部の臓器を支えるインナーマッスルの骨盤低筋(こつばんていきん)を効果的に鍛えることができます。
このスキップをジョギングやウォーキング中に時々意識して行うだけでもインナーマッスルを鍛える効果があります。

■階段などの段飛ばしでインナーマッスルを鍛える
大腰筋(だいようきん)が衰えてくると足が上がらなくなってきて転倒の原因になってしまいます。
階段を1段飛ばして上がると、普通に1段ずつ上がるよりもヒザが自然と高く上がるため、よりインナーマッスルが鍛えられます。

■下駄でインナーマッスルを鍛える
下駄を履くと足の指が動きやすくなるため、靴を履いているときよりもよりインナーマッスルが鍛えられます。
また下駄だけではなく、鼻緒のある履き物ならインナーマッスルを鍛える効果が得られます。

■座った状態でインナーマッスルを鍛える運動
バスタオルを用意して10cm程度の幅に折り畳みます。
お尻の骨にタオルが当たるようにイスに敷き座ります。
お腹を引っ込めて背筋を伸ばした状態をキープします。
骨盤が自然と床に対して垂直になります。
この姿勢で15秒間キープします。
これだけで十分インナーマッスルを鍛える運動効果があります。

イスに座ると、つい背もたれによりかかり猫背になってしまいがちです。
その一番の原因は骨盤が後ろに倒れていることです。
この運動でインナーマッスルを鍛えて正しい姿勢を維持出来るようになります。

■立った状態でインナーマッスルを鍛える運動
両足を拳一つ分開きます。
腰の骨の出っ張った部分と恥骨(ちこつ)を結んで手で三角形を作ります。
この三角形を床に対して垂直にすると、骨盤が正しい位置になります。
この体勢のまま、鼻から息を吸いながらゆっくりと片足を前に上げます。
次に口から息を吐きながら足をゆっくり後ろに上げます。
この前後の動きで1セットになります。
片足につき3セット行います。

これらの運動を日常生活の合間に少し行うだけでもインナーマッスルが鍛えられ、転倒予防や腰痛、肩こり、ヒザ痛予防につながります。