肩コリ予防改善方法!体操・敷布団・枕!

肩コリ予防改善方法!体操・敷布団・枕。肩甲骨(けんこうこつ)のまわりの筋肉と首のまわりの筋肉の柔軟性を高めることが肩コリ予防改善のポイント。肩コリ予防改善体操。猫背、パソコン、ハイヒールを改善する

肩コリの原因の一つは体の硬さが関係しています。
実際には肩甲骨(けんこうこつ)のまわりの筋肉と首のまわりの筋肉の柔軟性を高めることが肩コリ予防改善のポイントになります。
僧帽筋(そうぼうきん)はもちろん、その下にある肩甲拳筋(けんきょきん)や後頭下筋(こうとうかきん)の柔軟性を高めることが大切です。

■肩コリによる症状
・頭痛
・かすみ目
・耳鳴り

■肩コリの人ほどシワが出来る
肩コリの人ほど額の筋肉が緊張する傾向にあります。
僧帽筋という筋肉から前頭部まで皮膚の下にある筋膜(きんまく)というものでつながっています。
そのため僧帽筋が硬直すると顔の筋肉がこわばり、シワやたるみを引き起こす原因になります。

■肩コリと関連痛(かんれんつう)
肩コリはまれに関連痛(かんれんつう)と呼ばれる重大な病気のサインの可能性があります。
左肩のコリは心臓疾患の可能性があり、右肩のコリは肝臓疾患の可能性があります。
肝臓疾患の関連痛は首から右肩にかけての傷みが起こります。
関連痛の肩コリはマッサージなどでも改善されません。
改善がみられないときは整形外科などの専門医に診てもらうことが大切です。

■肩の筋肉柔軟性チェック法
●僧帽筋(そうぼうきん)柔軟性チェック

首を肩に傾けそのまま耳を前にまわし、耳たぶから肩の距離を計測します
左右とも10cm以内が肩コリのない柔軟性のある筋肉になります

●肩甲拳筋(けんきょきん)柔軟性チェック
首を傾けた状態で鼻を肩の方へまわし、鼻先から肩までの距離を計測します
左右とも10cm以内が肩コリのない柔軟性のある筋肉になります

■猫背 肩コリにつながる筋肉硬化の要因
猫背は筋肉の弱い女性に多く、肩の筋肉が緊張し血行不良になりがちです。

■パソコン 肩コリにつながる筋肉硬化の要因
長時間パソコンで作業をすることで姿勢が崩れ肩コリの原因になります。

■ハイヒール 肩コリにつながる筋肉硬化の要因
ハイヒールを履くと体の重心が前のめりになり、バランスを整えるために骨盤が前に傾いて腰が反ってしまいます。
そのため上半身の筋肉を硬くする猫背になってしまいます。

■マウス症候群
長時間マウスをこまめに動かしていると、腕の重さは肩で支えることになり肩まわりの筋肉に負担をかけ、手首の痛みや腕全体のしびれまでも引き起こしてしまいます。
肘掛けや手首置きなどを使って腕の負担を軽くすることが予防対策になります。

■肩コリ予防改善体操
正座をしてお腹にクッションを挟みます
そして手の平を上に向け腰を真直ぐに伸ばしたまま手を前に移動し5秒間同じ姿勢をキープします
これを10回繰り返します

肩まわりの筋肉の柔軟性があり猫背や肩コリの改善につながります。

■肩近づけ体操
左右どちらかの腕を斜め45℃に伸ばします
伸ばした腕と逆側の耳と鼻に肩に近づけそれぞれ5秒間キープします
左右両方5回繰り返します

■腕の押し引き体操
両腕を前に伸ばします
アゴを引いたまま、肘を肩の横まで引き両手を曲げ胸を反らし5秒間キープします
次に肘を脇腹につけて5秒間キープします
一連の動作を10回繰り返します

■体反らし運動
体育座りをして壁に寄り掛かり両手を頭の後ろに組みます
アゴを引いたまま上体を反らし5秒間キープします
これを10回繰り返します

■寝姿勢も肩コリの原因になる
長時間同じ姿勢で寝続けていると、体の同じ部分に圧迫が加わり血行が悪くなり肩コリの原因になります。

■肩コリ予防改善の敷布団
肩コリ予防改善に重要な役割を持つのが敷布団と枕です。
私達はふだん無意識に行う寝返りにより、身体の圧迫で悪化した血行を改善しています。
しかし敷布団が柔らか過ぎると体が沈み、寝返りの回数が減ってしまいます。
逆に敷布団が硬過ぎると体の圧力が分散されず肩コリや腰痛の原因になってしまいます。
敷布団の適度な硬さの目安は、腰の下に敷いた手ぬぐいが力を入れずに抜ける程度になります。
柔らか過ぎる場合は、腰のあたりにバスタオルを敷き、両端を引っ張り敷布団に折り込みます。
硬過ぎる場合は、手足の短い毛布などを敷いて適度な硬さに調整しましょう。

■肩コリ予防改善の枕の高さ
枕が高過ぎるとアゴが大きく引けてしまい、首の頚椎カーブが逆方向に曲ってしまいます。
反対に枕が低過ぎるとアゴが上がり頚椎のカーブがきつくなってしまいます。
いずれの場合も首や肩まわりの筋肉はもちろん頚椎の神経が圧迫され肩コリの原因になってしまいます。
頚椎のカーブを保つ理想の状態は、後頭部に自分の握りこぶしをひとつ置いた程の高さになります。
寝たときに少しアゴが引けるくらいが目安になります。
また横になったときに頚椎が真直ぐになる高さがポイントです。