■腰痛の原因
・筋肉や関節の炎症
・神経の圧迫や炎症
・ストレス・うつ・不安

腰痛は、筋肉や関節の炎症、神経の圧迫や炎症、ストレス・うつ・不安などが絡み合って起こります。
慢性腰痛になると筋肉や関節の炎症や神経の圧迫や炎症は軽度ですが、ストレス・うつ・不安といった要素が影響し、痛みが強くくなったり、長引いてしまったりしてしまいます。
普通腰痛は1ヶ月あれば改善することが多いですが、3ヶ月以上続く腰痛を慢性腰痛といいます。
長引く腰痛の中には、病気が隠れている場合があります。
重症なものになると腰椎の腫瘍、感染症、骨折などが隠れている場合もあります。

■下行性疼痛抑制系(かこうせいとうつうよくせいけい)の働き
私達の脳は、腰の痛みを感じると脳に伝わって痛みを感じますが、その痛みを抑え込む機能も備わっています。
これを下行性疼痛抑制系(かこうせいとうつうよくせいけい)といいます。

身体から痛みの信号が脳に到達すると、脳の中でドパミンという神経伝達物質が放出されます。
その結果、脳の中でμオピオイドという脳内麻薬が大量に放出されます。
それが下行性疼痛抑制系というものをを働かせ、痛みの信号が遮断されます。
これによって痛みが抑制されます。

しかしストレスにさらされていると、身体の痛みが脳に信号として伝わっても脳の中でドパミンが分泌されなくなってしまいます。
その結果、μオピオイドを介した下行性疼痛抑制系の働きがなくなってしまい、わずかな痛みでも強い痛みと感じてしまったり、長引いてしまったりします。

■慢性腰痛の治療
・運動療法
・薬物療法
・認知行動療法

運動療法がメインになります。
薬物療法は慢性腰痛では補助的に使います。
認知行動療法とは、考え方を変えて行動を変えていく治療法です。

●運動療法による慢性腰痛の治療
慢性腰痛では基本的に動けない腰痛でなないので、身体を動かした方が良いとされています。
ストレスを感じない運動・自分が好きな運動が良いといわれています。
運動を行うと脳の血流が良くなり、また楽しく運動することにより脳内にドパミンが放出されて下行性疼痛抑制系の働きで慢性腰痛が良くなってきます。
痛みが多少あっても外出して身体を動かしてリフレッシュを行い、脳の中の痛みを抑える下行性疼痛抑制系を働かせることで痛みを減らしていきます。

■腰痛治療の名医(2015年5月時点)
福島県立医科大学 整形外科 助教
渡邉 和之(わたなべ かずゆき)先生
脊椎・脊髄の治療のエキスパートです。

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