体重の3%を減らしメタボ改善、肝臓の脂肪を減らし高血圧、高血糖、脂質異常症を改善、へパトカイン

メタボリックシンドロームは体重をまず3%減らすことが大切で、体重を3%減らすことが様々な異常の改善にもつながっていきます。

■メタボの定義
ウエストが男性は85cm以上、女性は90cm以上に加えて、
高血圧、高血糖、脂質異常症の中で2つ当てはまるとメタボと診断されます。

メタボノ大きな原因とされる内臓脂肪ですが、内臓脂肪が増えると悪玉ホルモンが分泌され体の中に糖や脂質が多い状態を作ってしまいます。
内臓脂肪は腸の周りにつくので、このとき同時にお腹周りも大きくなります。
そのためお腹周りを小さくしようと思っていけば内臓脂肪も減らすことが出来て体にも良いとされています。

■肝臓の脂肪
肝臓の脂肪は内臓脂肪には含まれませんが、肝臓に脂肪がつく脂肪肝の状態になるとメタボになりやすいと考えられています。
肝臓に脂肪が溜まった状態を放置すると様々なメタボリックシンドロームを引き起こすことが分かっています。
脂肪肝かどうかはエコーなどの特殊な検査が必要で、脂肪肝になっていることに気づかない人が多いそうです。

■へパトカインとメタボの関係
へパトカインがメタボに関係があるということが分かってきています。
へパトカインは脂肪だらけの肝臓から出るホルモンの一種になります。
肝臓から出たへパトカインは全身の筋肉に働きかけてエネルギーである糖や脂肪を取り込みづらくしてしまいます。
運動で筋肉を動かしても糖や脂肪が使われづらいので簡単に太りやすくなってしまいます。
へパトカインはメタボ体質への引き金を引く超悪玉ホルモンといわれています。

■肝臓の脂肪を減らすことが大切
運動や食生活を改善して真っ先に減っていくのが肝臓の脂肪といわれています。
肝臓の脂肪を減らすとへパトカインの分泌も減っていき、高血圧、高血糖、脂質異常症の状態が改善されていきます。

■現体重の3%減らすことがポイント
メタボを解消するには現体重の3%以上減らすと良いとされています。
体重の3%を減らすと血圧・脂質・血糖などが大きく下がり、肝機能や尿酸値を下がってきます。
3%体重が減るだけで非常に大きな効果が期待できます。
体重1kg減るとウエスト1cm減るといわれています。

■1日50gダイエット
毎日50gのダイエットをすれば2ヶ月もかからず達成できます。
1日50gほどのダイエットであればリバウンドの心配も減ります。