そばのルチンで高血圧・動脈硬化・心筋梗塞・脳卒中を予防、そばのビタミンB群で皮膚や髪の若返り

そばにはミネラルや食物繊維、タンパク質、ビタミンB群などが玄米以上に含まれ、高血圧や動脈硬化などの生活習慣病を予防する効果を秘めています。
そばのルチンには高血圧・動脈硬化・心筋梗塞・脳卒中を予防があります。
そばのビタミンB群には皮膚や髪の若返り、眼精疲労対策の効果があります。

■そば粉について
そば粉は実の使う部分によって一番粉、二番粉、三番粉に分かれます。
一番粉が原料となるのは更科そばと呼ばれています。
一般的な並そばは二番粉や三番粉を使うことが多いです。
戸隠そばなどは挽きぐるみという殻を除いたそばの実を丸ごと製粉したもので作られます。
そのため全ての粉と甘皮や胚芽も含まれているのでタンパク質や食物繊維などの栄養価が詰まっています。
さらに挽きぐるみにはそばの代表的な栄養素であるルチンの含有量が他のそば粉と比べて豊富に含まれています。

■そばのルチンで高血圧・動脈硬化・心筋梗塞・脳卒中を予防
ルチンは抗酸化性のポリフェノールで生活習慣病の予防をしてくれる効果が期待できます。
ルチンには体内のコラーゲンの生成を促して毛細血管を丈夫にし、血圧を下げる作用があります。
ルチンはさらに抗酸化作用で血管や細胞の酸化を防いでくれるので動脈硬化を予防する働きがあります。
そのため心筋梗塞や脳卒中を予防する効果が期待されています。

■そばのビタミンB群で皮膚や髪の若返り、眼精疲労対策
そばにはビタミンB群が豊富に含まれています。
ビタミンB2は皮膚や髪の若返りや眼精疲労に効果があります。

■エゴマをすってそばの薬味で食べる
エゴマには必須脂肪酸であるαリノレン酸が豊富に含まれ、中性脂肪を下げる働きがあり畑の青魚とも呼ばれています。
そばと一緒に摂ることで血管を強化して血液をサラサラにする効果が期待できます。

■そばと一緒に山菜を摂ると良い
山菜のビタミンCはそばのルチンと相性が良く、体内の吸収率を高める効果が期待できます。

■そばの薬味の健康効果
・辛味大根
・ネギ
・ワサビ

●辛味大根
大根に含まれるアミラーゼが消化を助け、辛味成分は食欲増進につながります。

●ネギ
ネギの硫化アリルには殺菌効果や消化を助ける働きがあります。

●ワサビ
ワサビはビタミンCが豊富でルチンの吸収率をアップさせます。

■そば打ちで認知症の予防
そば打ちは五感を使うため脳を刺激し活性化につながります。
そば打ちをする際には生地の変化を触って目で確認、さらに切るときの音や香り味など、そば打ちの工程を通して自然と五感が使われています。
さらにそば打ちは定年後の男性に人気があり、グループで行うなどして社会性の維持や会話が出たりしてます。
料理を作ること自体が認知症の予防に応用できたりします。

■そば粉を使った料理
そばの栄養素は水溶性のため茹でると一部が溶け出てしまいますが、調理の仕方で栄養素を全て摂ることもできます。
料理の際のポイントは小麦粉をそば粉に代用することです。
そば粉は小麦粉よりも栄養価が高く、食物繊維は約2倍、ビタミンB6は10倍以上、マグネシウムは20倍にもなります。

●そば粉の唐揚げ
小麦粉よりもサクサクに仕上がり、そばの風味ともも肉のコクの相性も抜群です。

●そば湯と赤ワインを使ったゼリー
ワインのポリフェノールとそば湯のポリフェノールには強い抗酸化能力があり、若返りや身体の酸化を予防する効果があります。
そば湯:1/2カップ、赤ワイン:3/4カップ、粉ゼラチン:5g、砂糖:40g、レモン汁:小さじ2
赤ワイン・そば湯に砂糖、レモン汁を加えて煮詰めたら、ゼラチンを溶かし混ぜます。
冷蔵庫で2時間冷やして出来上がりです。