血液検査!病気の兆候、健康チェック!

血液検査!病気の兆候、健康チェック。定期的な血液検査等で健康をチェックしましょう。善玉コレステロールと悪玉コレステロール、動脈硬化からくる血管の石灰化、血液中のγ-GTP、血液中の尿酸値と痛風

■血液について
血液は身体の健康を一番良く知る情報源。
身体の中の臓器が発する危険信号を常に全身をめぐりながら集めています。
定期的な血液検査等で健康をチェックしましょう。

■測定項目
●総コレステロールや動脈硬化を測定する項目

総コレステロール
LDLコレステロール
HDLコレステロール
RLPコレステロール
中性脂肪

●肝臓の胃常値測定項目
GOT GPT
γ-GTP
コリンエステラーゼ

●糖尿病の原因・血糖値測定項目
血糖
Hblc
グリコアルブミン

●痛風の原因測定項目
尿酸値

■血液とコレステロール
血液で分かる血管の異常で重要なのはコレステロールになります。
コレステロールの中でも悪玉コレステロールは動脈硬化の原因にもなっています。
そもそもコレステロールには悪玉と善玉の2種類が存在します。
善玉は血液中の余分なコレステロールを肝臓に運び、逆に悪玉は肝臓から血液中にコレステロールを運ぶ役割をしています。
この悪玉コレステロールが血液中に増えると、血管の壁に入り込み血管を詰まらせたり、動脈硬化を引き起こしたりします。
動脈硬化の境界線を表した数値が139mg/dl以下。
悪玉コレステロールが140mg/dl以上の人は、それ以下の人に比べて1.5倍も心筋梗塞を発症しやすいそうです。

■動脈硬化からくる血管の石灰化
血管の石灰化とは血管が石のように固くなっている状態です。
一回出来てしまうと消えることはありません。
治療としては、それ以上悪くしないようにコレステロールの合成を抑制する薬を服用します。
食事の面からはキノコ類が良く、特にマイタケの中のX-フラクションという成分がコレステロールの合成を抑制する作用があり、動脈硬化予防が期待されています。
X-フラクションは水に溶け出しやすく、熱を加えるとさらに抽出されやすいため味噌汁や鍋の具として摂るとよいそうです。

■血液中のγ-GTP
γ-GTPとは肝臓がアルコールなどを分解するときなどに出る酵素のことです。
このγ-GTPは肝臓の細胞が壊れはじめると血液中に溢れ出すため、肝臓の異常を知る目安になります。
肝臓に障害があるかどうかの基準は50IU/l以下になります。
これを超えると脂肪肝や肝硬変、さらには肝臓ガンになっている危険性もあると言われています。

■血液中の尿酸値と痛風
痛風とは足の親指の付け根が腫れ、激痛などが起きる病気です。
初期の段階では1週間ほどでいったんおさまりますが、その後も再発を繰り返し、ついには足首・アキレス腱・ヒザ・ヒジなどにも痛みがあらわれます。
尿酸値が6.0mg/dl以上ある人は発症の危険性が高く、またさらに数値が高くなると糖尿病や高血圧なども併発してしまいます。
最終的には腎不全になり腎臓の機能がなくなったり、心筋梗塞や脳硬塞のリスクが高くなります。

■プリン体
プリン体とは細胞の核の部分を作っている成分で、体に取り込まれ肝臓で分解されると尿酸に変化します。
食材にはプリン体を多く含むものと、そうでないものがあるのでよく選ぶことが大切です。
プリン体が多いものは、ビール・内臓類・小さな卵などです。
尿がアルカリ性になると尿酸は体から出ていきやすくなります。
尿をアルカリ性にする食べ物(野菜・海藻・梅干しなど)を意識して摂るようにすれば効果が期待できます。
プリン体が多い食べ物を避け、野菜や海藻などを多めに摂るとよいです。