フェロモンについて!恋愛遺伝子、HLA!

フェロモンについて!恋愛遺伝子、HLA。性・警戒・道しるべなど様々な種類のフェロモン。人はHLAの構造が違う異性の体臭を好みます。細菌や病原体に対して強い抵抗力を持つ子孫を残すため、自分にない免疫を持つ異性に引かれる

■フェロモンについて
フェロモンとは、ある固体がニオイを外に出して同じ種類の別の固体がそれに反応する、そういう物質をいうそうです。
オーラや雰囲気など実態がない曖昧な物ではなく、生物が作り出す有機化合物です。
言葉の無い昆虫は、フェロモンという化学物質のおかげで仲間との意思疎通をはかれるといいます。
その種類は多岐にわたり、性フェロモン、警戒フェロモン、道しるべフェロモンなど様々な種類が発見されています。

■人はフェロモン機能が退化
動物はフェロモンを鼻の奥のじょ鼻器と呼ばれる器官で感知します。
つまり動物はフェロモンをニオイ物質として感知しています。
人間はフェロモンを感じるじょ鼻器が退化して機能しなくなっていると言われています。
さらに人間は五感すべてがバランス良く発達したためコミュニケーションツールとしてのフェロモンが不要になったと考えられています。

■HLA
HLAとは免疫に関する遺伝子で、細胞内外の異分子を排除する命令を出しています。
HLAは日本語でいうとヒト白血球型抗原のことで、白血球の血液型と言われています。
さらにHLAは個人を識別する遺伝子と言われ、その型は数千万通りと考えられています。
そのためHLAは臓器移植と不快つながりがあります。
実はHLAは異なる人の臓器を移植すると身体を守るための免疫機能が働いて拒絶反応を起こしてしまいます。
そのためHLAが同じ形を持つ人同士で移植する必要があります。

■恋愛遺伝子HLA
HLAは恋愛遺伝子と呼ばれることもあります。
HLAの形が似ている人のニオイは良いニオイと感じられず、逆に違う形の人のニオイを良いニオイと感じる結果が出ているそうです。
人はHLAの構造が違う異性の体臭を好みます。
つまり違う構造のHLAを持つ異性が相性が良いということになるそうです。
これは細菌や病原体に対して強い抵抗力を持つ子孫を残すため、自分にない免疫を持つ異性に引かれると考えられています。
通常のニオイの好みは生まれてからの経験に左右されます。

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