腸内環境改善でデトックス!レジスタントスターチと乳酸菌!

腸内環境改善でデトックス!レジスタントスターチと乳酸菌!便から多くの毒素を排出するためにはレジスタントスターチと乳酸菌を摂ることがポイント。デトックスには食生活から腸内環境改善していくことが重要になります

体内の毒素は汗・尿・便などの中に排出されていきます。
暑い夏場などでは水分を摂りますが、冬場のの寒いときはあまり水分を摂りません。
すると毒素が汗・尿として外に出ていきにくくなります。 つまり新陳代謝が悪くなる冬場は、身体の中に健康を害する毒素が溜まりやすくなっています。

■デトックスに重要な器官“腸”
身体に有害な物質を排出するのに最も大切な器官は、実は腸になります。
体内の毒素を排出するルートは、便が75%、尿が20%、汗3%、髪・爪が2%になっています。
つまり毒素の多くが便とともに排出されています。

■肌荒れの原因は毒素の蓄積が一要因
大腸の働きが弱くなると、毒素が全身にまわる恐れがあります。
さらにひどくなると血液の中に毒素が逆流して、肝臓からまた全身にまわっていくこともあるそうです。
便秘をする人は肌に問題が出る人が多くいますが、肌荒れの原因は毒素の蓄積が一要因になっています。

■レジスタントスターチが腸内環境を整える
レジスタントスターチとは米・豆・ジャガイモなどのデンプンを有する食品に含まれている腸内環境を整える食物繊維に一種です。
レジスタントスターチは米・豆・ジャガイモなどのデンプンが入った食物を加熱してから冷めたときに出来ます。

■食物繊維とレジスタントスターチ
食物繊維を含む食べ物と言えば野菜や果物が知られていますが、食物繊維には不溶性と水溶性があります。
不溶性食物繊維は便の量を増やして快便を促進し、水溶性食物繊維は腸の働きを良くして元気に保つ物質を作る働きがあります。
不溶性食物繊維と水溶性食物繊維の両方の働きを合わせ持つのがレジスタントスターチです。
野菜や果物に加えて食べるとより腸内環境を整えるのに効果的です。

■レジスタントスターチへの変化は温度がポイント
レジスタントスターチは温度がポイントになります。
例えば加熱したジャガイモのデンプンは、温度が高いうちは口から小腸に至る間にほとんどが吸収されてしまいます。
しかし加熱後に冷ますと、その過程でデンプンの構造が変化し消化吸収されにくいデンプン“レジスタントスターチ”になります。
すると小腸を通り抜け大腸の隅々にまで行き渡り、体内に溜まった毒素を便とともに排出してくれます。
通常、私達が食べるデンプンは調理することによってデンプンが消化されやすくなります。
それが冷める過程で構造が変化し、食物繊維のような働きをするようになるので、冷めて食べるというのはデンプン性食品の場合には健康にとっては良い食べ方になります。
冷蔵庫に入れて一晩置くのが理想的だそうです。
レンジで温め直したりすると、再加熱され消化しやすい形に戻ってしまいます。

■冷まして食べる食べ物の参考例
ポテトサラダ、寿司、カボチャの煮物、大学イモ、赤飯、おにぎり、冷やし麺類など

■レジスタントスターチと乳酸菌で善玉菌を増やす
私達の腸内では年齢とともに善玉菌が減り悪玉菌が増えていきます。
すると腸の働きは衰え便が滞りがちになり腸内環境が悪化してしまいます。
レジスタントスターチは善玉菌のエサになるので、レジスタントスターチと善玉菌を一緒に食べることが腸内環境を整えるのにより効果を発揮します。
大腸に辿り着いたレジスタントスターチは善玉菌のエサとなり善玉菌の数を増やし、腸内環境を悪化させる悪玉菌の働きも抑え腸内をきれいに保つことが出来ます。

■善玉菌を含む乳酸菌の代表的な食べ物
ヨーグルト
キムチ
ぬか漬け