カゼ予防!ノドのケア!

カゼ予防!ノドのケア!カゼ予防のポイントは十分な睡眠とバランスの良い食事、手洗いとうがい、インフルエンザにはワクチン接種。線毛(せんもう)を活発に働かせ細菌やウイルスの侵入を防ぐことが大切です

■カゼ予防はノドのケアが大切
ノドは粘液に満たされた無数の線毛(せんもう)におおわれています。
この線毛(せんもう)は細菌やウイルスの侵入を防ぎ、咳などで体の外に出すバリアの役目を果しています。
ノドは非常に乾燥に弱い器官で、ノドが乾燥で傷むと外から病原体をもらいやすくなり、カゼやインフルエンザにかかりやすくなります。
乾燥によって線毛の機能が弱まると侵入する細菌やウイルスを体の外に出せなくなり炎症を起こしてしまいます。
これがカゼの始まりになります。 つまりノドをケアし、線毛の機能を守ることがカゼ予防につながります。

■インフルエンザウイルスは1日で約100万倍にも増殖
ウイルスは一般に体の生きた細胞の中に入って増殖しますが、体の外にいる間はすぐに死んでしまいます。
空気中では弱いインフルエンザですが、いったん体に入るとわずか1日で約100万倍にも増殖します。
だからこそ予防が大切になります。

■体温に近いぬるめの飲み物を飲むことでノドのケア
温度を体温に近い温度に調節して飲むことに非常に大事なポイント。
体温に近い40℃前後の飲み物が線毛の働きを活発にしてくれます。

■濡れマスクでノドのケア
マスクは空気に湿度を与えてノドの湿度を高め線毛の働きを守ります。
さらに濡らしたガーゼなども使用することにより効果的になります。

■部屋の湿度を60%に管理してノドのケア
例えばインフルエンザの場合、気温22度で湿度20%だとウイルスは活発に活動します。
しかし湿度が50%を超えるとそのほとんどが死滅するそうです。
部屋の湿度を50〜60%に保てばウイルスは激減しカゼ予防にも効果的です。

■トローチをなめて鼻呼吸 ノドのケア
トローチをなめることで唾液などがたくさん分泌されるのでノドがさらに潤うようになります。
口を閉じてなめているということは鼻呼吸になり、ノドの保湿がさらに保たれやすくなります。
鼻呼吸はホコリや細菌の侵入を防ぐうえでも効果的です。
空気が鼻を通る間にホコリや細菌の約7割が除去されます。
鼻呼吸は体に入ってくる空気を加湿・加温しノドにやさしい空気が入ってくるようにしてくれます。

■カゼ予防の正しい手洗いの仕方
せっけんなどをつけて両手のひらをよくこすります
指を挟み手の甲をこすり洗いします
手の平に爪を立て指先を洗います
指の間を付け根までしっかり洗います
親指をつかんでねじるように洗います
手首も忘れずに洗います

■カゼとインフルエンザの違い
●カゼ

・微熱
・せき、ノドの痛み
・鼻汁など

●インフルエンザ
・38℃以上の高熱
・関節痛、筋肉痛、頭痛など全身の症状がある
38℃を超える高熱が突然やってきて、なおかつ全身の症状がある
熱があるときは汗をかきやすく脱水症状になり易くなるので、適度に水分補給をし安静にしましょう

■カゼ予防のポイント
・十分な睡眠とバランスの良い食事
・手洗いとうがい
・インフルエンザにはワクチン接種