PMS(月経前症候群)エストロゲンとプロゲステロン!

PMS(月経前症候群)!エストロゲンタイプの人は精神的に内向きになりがち、リズムをつけるべく運動や深呼吸、日光を浴びるのがオススメ。プロゲステロンタイプの人はアロマテラピーや半身浴、マッサージなどで気持ちを落ち着けることがオススメ

■PMS(月経前症候群)について
PMS(月経前症候群)とは、月経が始まる2週間前から起こる女性特有の心身の不調のことです。
月経開始とともにその症状は自然に消えたり軽くなるのが特徴です。
その症状の種類にはおよそ150種類以上もあり、その症状を知らないが故に自分を責め悪化させてしまうケースもあります。

■女性ホルモンのエストロゲンとプロゲステロン
女性の体をコントロールするのは、卵巣から分泌される女性ホルモンの「エストロゲン」と「プロゲステロン」。
PMS(月経前症候群)はこの2つの女性ホルモンの分泌量の変動によって起こります。
女性ホルモンは多くの女性機能を支えている一方、変動することにより様々な症状が表れます。
つわりによる味覚の変化なども女性ホルモンの影響だと考えられます。

■エストロゲンタイプとプロゲステロンタイプ
PMS(月経前症候群)の症状は大きく2つのタイプに分けられます。

●エストロゲンタイプ(精神面が不安定になる)
女性ホルモンのエストロゲンの変動の影響を受けやすい人は、「イライラする」「涙もろくなる」といった内向きな精神面の症状が表れやすいそうです。
さらにこのタイプの人は精神面の他にも体の面で「肩こり」や「頭痛」「ほてり」といった症状が起きやすいと言われています。
●プロゲステロンタイプ(外向きになった思考が行動に表れる)
女性ホルモンのエストロゲンとともに変動するプロゲステロンの影響を受けやすいタイプ。
精神面では内向きなエストロゲンタイプとは反対に、活動的になり気分が高揚するなど外向きな精神面の症状が表れやすいのが特徴です。
さらにこのタイプに表れるのが、ふだん食べない「脂っこい物」や「甘い物」食べたくなるなど食欲が変化するのも特徴です。
また肌荒れやむくみ、乳房の張りなどの症状が表れやすくなるそうです。

■タイプ別PMS(月経前症候群)対処法
エストロゲンタイプの人は精神的に内向きになりがちだからこそリズムをつけるべく運動や深呼吸、日光を浴びるのがオススメです。
一方プロゲステロンタイプの人はアロマテラピーや半身浴、マッサージなどで気持ちを落ち着けることが症状をやわらげるポイントです。

●エストロゲンタイプの対処法
リズムをもって生活するのがポイント 「日光を浴びる」「運動」などの対処法がオススメ

●プロゲステロンタイプの対処法
体のリラックスがポイント 「半身浴」「アロマテラピー」などの対処法がオススメ

■PMS(月経前症候群)上手に付き合うためのポイント
女性は特に感じている症状を自覚することが大切です。
またPMS(月経前症候群)と上手に付き合うためには男性の理解も必要です。

●症状が出る時期を把握する
PMS(月経前症候群)の時期には基礎体温(朝起きたときなどの体の動きが最も安静な時の体温)が普段よりも高くなります。
より正確にPMS(月経前症候群)の時期を知るには基礎体温を継続的に測定することがオススメです。
PMS(月経前症候群)の症状を悪化させないポイントの一つは朝食を抜かないことです。
PMS(月経前症候群)があるということは健康な女性の証しでもあります。
PMS(月経前症候群)の症状は本来あるべき女性ホルモンの変動を反映しています。
セルフケアを続けても症状が軽減しない場合は、我慢しないで病院で受診することも大切です。

■サツマイモで女性ホルモンの流れをスムーズにする
サツマイモにはビタミンB6が多く含まれ、エストロゲンとプロゲステロンの流れをスムーズにする働きがあります。
また牛乳に多く含まれるカルシウムにもPMS(月経前症候群)の症状やわらげる働きがあるそうです。
カルシウムを効率良く働かせるためにはマグネシウムも一緒に摂ると効率的です。
サツマイモ 牛乳 豆乳

PMS(月経前症候群)とうまくつきあう
PMS(月経前症候群)を知っていますか?