ラジオ体操の健康効果!転倒防止!

ラジオ体操の健康効果!転倒防止。ラジオ体操には普段の日常では行わない動きをするため、繰り返し行っていると転倒防止などの効果が期待できます。 普段の生活の中に、これらの体操を取り入れるとより効果的です。

ラジオ体操をしても体力的な効果はあまり望めませんが、日常生活の中ではあまり使わない部分を動かして筋肉の衰えを予防し、転倒防止などに大きな効果が期待ができます。

■ラジオ体操で運動領野(うんどうりょうや)を鍛える
運動領野(うんどうりょうや)は脳で運動や動作を組み立ててくれる働きを持っています。
しかし運動領野では、あらかじめ動作をインプットしておく必要があります。
繰り返し同じポーズを取り続けることによって、運動領野がその動きをインプットしておくことが出来るようになります。
すると、何かにつまづいたり、バランスを崩したりしたときに運動領野が働いて様々な身のこなしができるようになります(姿勢変換能力(しせいへんかんのうりょく))。
ラジオ体操には普段の日常では行わない動きをするため、繰り返し行っていると転倒防止などの効果が期待できます。

■運動領野のテスト
目を閉じて頭の中で以下の動きをイメージします
気をつけの姿勢をとります 両腕を真横に90度上げます
左足を前に50センチ出します
上体を右に90度ねじります
左腕を右に90度動かします
首を左に90度ねじります

以上の動きから体がどんなポーズになっているかをイメージ出来るかどうかを判断します。

■ラジオ体操で筋肉の衰えを防ぐ
年を取るとどうしても避けられないのが筋肉の衰え。
その大きな原因の一つは筋肉に起こる脂肪の蓄積です。
そもそも筋肉細胞は筋芽細胞(きんがさいぼう)という、いわば筋肉細胞の赤ちゃんが成長して出来たものです。
しかしお年寄りの場合、筋芽細胞が脂肪細胞に変わってしまいどんどん増えていってしまいます。
ラジオ体操では全身の伸び縮みを頻繁に行いますが、実はこの伸び縮みが脂肪細胞への変化を抑えることができます。
筋トレのような形で鍛えた方が脂肪が燃焼しますが、そこまでやらなくても伸ばすというだけで脂肪になるのを防ぐことが可能です。
普段使わない部分ほど効果が期待できます。
例えば、脇腹、肩のまわり、背中など。
ラジオ体操をするだけで生きるための機能維持としての効果があります。
人間本来持っている機能を維持し、使っていないことで衰えてしまうものを再生するというために行うのがラジオ体操です。

■ラジオ体操をする際のコツ
●背伸びのコツ

上の物に手を伸ばす感覚で背伸びすると普段動いていない部分が刺激されます。
踵(かかと)を上げない
 かかとは地面を押すようなイメージで行い背筋を伸ばします。
●胸反らしのコツ
腕は耳のうしろぐらいまで上げて反らせます。
手の平を少し内側にしぼる感じで行います。
日常生活の中であまり使わないのが胸の横です。
胸の横は意識的に横に曲げないかぎりは伸ばすことがありません。

■短時間で行いラジオ体操
時間のないときは背伸び・体を横に曲げる・体をねじるの3つを行うと良いです。
普段の生活の中に、これらの体操を取り入れるとより効果的です。

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