虫歯の予防!最新虫歯治療、レーザー治療、カリソルブ、ヒールオゾン!

虫歯の予防!最新虫歯治療、レーザー治療、カリソルブ治療、ヒールオゾン治療、唾液の虫歯予防効果!ストレスのない生活を送る、キシリトールガムを定期的に噛むなど、唾液の量を出す工夫で虫歯予防。

■ミュータンス菌
ミュータンス菌は主に人間の口の中に生息している菌です。
ミュータンス菌の大好物は糖分で、糖分を食べて口内に酸を作り出しています。
実はこの酸が歯にとってはやっかいな存在となっています。

■虫歯について
歯の表面のエナメル質はルビーやエメラルドに次ぐ硬度で、実はプラチナや鉄よりも硬いそうです。
そもそも歯は、表面のエナメル質と中の象牙質からできています。
実はこのエナメル質は、歯の表面の部分で小柱状になっていて細かな隙間が開いています。
その小柱の隙間にミュータンス菌が出した酸が染み込み、内部から溶かしています。
その結果内部が先にもろくなり、歯の表面から小さく見えている穴でも、中を削ってみると大きな空洞ができている場合が多くあります。
つまり虫歯というのは酸によって歯が溶けることになります。

■虫歯の進行レベル

C1 :エナメル質だけが虫歯
C2 :象牙質まで虫歯が進んでいる状態
C3 :神経まで虫歯が進んでいる状態
C4 :神経が死んでいる状態

歯の神経を抜く場合は、最初に大きな穴を開けます。
そして専用の器具で神経を絡め取ります。
神経を抜いてしまうと虫歯が進行しても気付きにくくなります。
神経は抜かない方が良いが、痛みを無くすため仕方なく抜いています。
神経を抜いた後は歯が割れないような治療をきちんと行います。
割れた場合は歯を抜くことになります。

■炭酸飲料を飲むと歯が溶ける?
歯を溶かしてしまう酸の強さをpHに置換えると、実はpHが5.5以下になると歯は溶けてしまうそうです。
中でも炭酸飲料はpH2.2〜pH3.4になるので当然歯は溶けてしまいます。
ビールなどのお酒の他でも、酸味のあるフルーツドリンクやスポーツドリンク、酢などでも歯が溶けてしまうそうです。

■唾液と歯磨きの虫歯予防効果
唾液が歯を守る力は水の10倍あると言われています。
実は唾液には酸性のものを中性に戻す様々な物質が含まれています。
つまり唾液の中和力が虫歯予防の大事なポイントになってきます。
この中和力が低いと、毎食後に歯を磨いても虫歯ができやすくなってしまいます。
本人はしっかり磨いているつもりでも、磨き残しがあれば虫歯になってしまいます。
虫歯になりやすい、虫歯になりにくいの違いは、歯の磨き方と唾液の中和力の善し悪しで決まってきます。
唾液の質が悪い人でもストレスのない生活を送る、ガムを定期的に噛むなど、唾液の量を出す工夫をすることで深刻な状態をカバーできるそうです。

■間食と夜食が虫歯の原因に
唾液の質が良い人でも、1日を通してみると口の中のpHは大きく変動しています。
特に間食や夜食を摂る人は注意が必要です。
間食の多い人は食事の後一度pHが下がった状態から上がってきますが、またすぐ食べてしまうと元に戻ってしまいます。
そのため溶ける時間が長くなってしまいます。
また夜食についても、寝ている間は唾液の分泌量が減少してしまうため寝る前に食べて歯を磨かないでいると細菌が増殖してしまい虫歯になりやすくなってしまいます。

■キシリトールは虫歯予防に効果的
キシリトールは白樺の木などを原料として作られる糖アルコールのため、ミュータンス菌が分解できないため虫歯になりにくい特徴があります。
キシリトールは砂糖と同じ甘さを持ち清潔感があります。

■従来の虫歯治療
一般的には患部以外の象牙質も含めてドリルで箱型に大きく削り、歯科用セメントや金属をつけます。
しかし最新の治療ではドリルはあまり使わなくなってきているそうです。

■レーザー治療(最新虫歯治療)
レーザーで患部を少しずつ削るため、患部以外を削らなくて済み、痛みも少ないそうです。
保険外治療で程度によって使えない場合もあるそうです(2011年3月時点)。

■カリソルブ治療(最新虫歯治療)
特殊な薬液で虫歯の部分だけを溶かすのがカリソルブ治療です。 こちらもドリルを使わないため痛みがでないそうです。
保険外治療で程度によって使えない場合もあるそうです(2011年3月時点)。

■ヒールオゾン治療(最新虫歯治療)
虫歯の患部にオゾンを短時間当てて虫歯を殺菌します。
オゾンの殺菌力で、わずか30秒程度で虫歯の原因菌を死滅させます。
ごく初期の虫歯であれば削ることなく穴を埋めるのみで治療できます。
ヒールオゾンは治療を行っている施設が少なく自由診療のため保険が効きません(2011年3月時点)。

■歯科医選びのポイント
現時点で悪い所だけでなく、今後の口全体を考えてくれる歯科医が良いそうです。