高齢出産!妊娠中の注意点・高齢出産予防法!

高齢出産!妊娠中の注意点・高齢出産予防法!年齢を重ねるほど生殖機能が低下し、卵子が老化などして妊娠しにくくなってきます。妊婦中は禁煙をし、カフェイン摂取を控え、鉄分と葉酸を積極的に摂取する

高齢出産とは35歳以上の初産のことです。
今や妊婦の5人に1人は35歳以上で、10年前に比べて約7万人も増加しています。

■高齢出産のリスク
年齢を重ねるほど生殖機能が低下し、卵子が老化などして妊娠しにくくなってきます。

■マタニティカレンダー
妊娠は約40週間(10ヶ月)かかります
●妊娠初期
妊娠初期の4ヶ月までは体調の変化が著しく流産の確率が高い。
 2ヶ月
  つわりが始まる
 3ヶ月
  膀胱や腸を圧迫し便秘がちになる
  母子手帳の交付を受ける
  つわりがピークを迎える
 4ヶ月
  胎盤が完成する
  つわりがおさまり食欲が出てくる

●妊娠中期
  安定期に入り心身ともに落ち着いてきます。
 5ヶ月
  乳腺が発達して乳房が大きくなる 安定期に入り心身ともに落ち着く
  おなかが目立ち始める
 6ヶ月
  血圧が高くなり妊娠高血圧症候群になりやすくなる
 7ヶ月
  静脈瘤や妊娠線があらわれ始める
  おなかが迫り出し腰への負担が大きくなる
●妊娠後期
  胎児が十分に成長し出産の準備が始まります。
 8ヶ月
  むくみがひどくなる事がある
  子宮の収縮が始まり、お腹の張りが激しくなる
 9ヶ月
  膣や外陰部が柔らかくなり出産の準備が始まる
 10ヶ月
  子宮収縮のため、お腹が頻繁に張る
  胎児の頭が固定され胎動がおさまる

■妊娠中の不安
●妊娠初期の不安(胎児への影響)

高齢出産の場合はダウン症候群などの染色体異常のリスクが増加します。
染色体異常の発生は個人差が大きくあります。

●妊娠中期の不安(母体への影響)
妊娠による身体への変化にともない、妊婦特有の症状などが現れます。

●妊娠後期の不安(出産の体力)
高齢出産の方は身体がの柔軟性が低く、出産・分娩そのものが大変な場合があります。
年齢を重ねるほど身体の柔軟性の衰えなどにより難産になりやすくなります。

■妊婦中の注意点
●禁煙をする

タバコは胎盤の血液循環を悪化させ、胎児の発育遅延や早産の要因にもなります。

●カフェイン摂取を控える
妊娠初期に毎日大量のカフェインを摂取すると、流産の危険性を高める可能性があります。

●鉄分と葉酸の積極的な摂取
妊娠中は妊娠前の3倍もの鉄分が必要になります。
葉酸は細胞分裂を活発にして、胎児の発育を助けてくれます。
また葉酸は妊娠12週までに摂取すると、胎児の先天性異常発生を予防する効果があるそうです。

■妊娠高血圧症候群(にんしんこうけつあつしょうこうぐん)
高齢出産で要注意とされるのが妊娠高血圧症候群(にんしんこうけつあつしょうこうぐん)、いわゆる妊娠中毒症です。
妊娠高血圧症候群(にんしんこうけつあつしょうこうぐん)は、妊娠中の高血圧(20週から分娩後12週まで)又は高血圧に蛋白尿を伴う場合をいいます。
妊娠高血圧症候群(にんしんこうけつあつしょうこうぐん)は妊娠による変化で、身体の器官に負担がかかり過ぎた時に起こると考えられ、母子ともに深刻な影響を与えることもあります。

■予防法
・ストレス解消や適度な運動を行う
・食生活の減塩
 天然ダシを使う
 加工食品は茹でて塩分を抜く

■高齢出産の体力作り
●アクアビクス

アクアビクスは陸上での運動に比べ水の浮力で腰やヒザの負担が少なく、無理なく筋力アップをはかることが出来ます。
アクアビクスでは股関節の柔軟性をつkることがポイントです。
水中では抵抗があるので、最初は固い股関節でも除々に大きく開くようになってきます。
個人差はありますが、年齢が高くなると産道周囲の筋肉などが固く難産になりやすい傾向にあります。
そのため股関節や周囲の筋肉を柔らかくすることで出産の時に胎児が産道を降りやすくなります。

■マタニティストレッチ
床に足を広げ、ヒザを立てて座ります 手と手を合わせて、ヒジをヒザの内側に当てます
ヒザでヒジ押すと同時にヒジでヒザを広げます