スタミナアップについて!全身持久力アップ方法!

スタミナアップについて!全身持久力アップ方法!スタミナとは、吸った酸素を体内で効率よく使える力のこと。スタミナアップのポイントは栄養素と酸素を燃焼させやすい「筋肉」「心臓のポンプ作用」「ヘモグロビンの働き」

■スタミナについて
人間の身体は、食べ物から得た栄養素「糖・脂質」を肺で吸い込んだ酸素で燃焼させ、そこで生まれたエネルギーによって動いています。
その酸素が多ければ多い程、より大きなエネルギーが生まれます。
吸った酸素をエネルギーに変えるために体内でどれだけ使えているか、その効率がスタミナを左右しています。
あまり運動をしていない人は、せっかく吸った酸素を体内でうまく使えず、そのまま吐き出している量が多い状態です。
つまりスタミナとは、吸った酸素を体内で効率よく使える力のことになります。
そのため栄養のあるものを食べればスタミナが付くというものではありません。
酸素は血液中の成分ヘモグロビンを受け皿として血液を伝って全身に運ばれます。
この受け皿の数が多いほど多くの酸素を運べ、体内で使うことができます。
筋肉・心臓・ヘモグロビンとこれらの要因を満たし、酸素を効率良く体内で使い長時間身体を動かせる能力を医学的には全身持久力といいます。
つまりこれがスタミナのことになります。
タバコの煙りに含まれる一酸化炭素はヘモグロビンと結合しやすく、酸素の受け皿となる量を減少させてしまう働きがあります。
スタミナがある人は脂肪燃焼率も良いのでスリムな体型になる可能性が高くなります。

■スタミナアップのポイント
・栄養素と酸素を燃焼させやすい「筋肉」
・一度でより多くの酸素を全身に送り出せる事ができる「心臓のポンプ作用」
・酸素を筋肉などの組織に運ぶ血液中の「ヘモグロビンの働き」

■ボールパス(スタミナアップトレーニング)
2人で背中合わせに立ち
ボールを左・右・上・下の順で渡します
これを10回繰り返します

左右の受け渡しは腹筋や背中の筋肉を鍛え、上下の受け渡しは胸・肩・腕など上半身全体運動となりスタミナアップにつながります。
目安としては呼吸が少し荒くなるくらいか、おでこを触って軽く汗をかくくらいになります。
これがスタミナトレーニングが上手くいった状態になります。
身体に疲れを感じさせることが酸素を使う効率を上げることにつながります。

■ヒップトレーニング(スタミナアップトレーニング)
ヒザを曲げたまま両足を上げ
お尻を前に出す感じで進みます

足を使わず歩くという動作は、首・肩・腹筋・太ももなど身体全体を使うことになります。

■スクワットキック(スタミナアップトレーニング)
腕を前に構え立ちます
軽くヒザを屈伸した後に右足を前に蹴り出し、
屈伸した後に左足を蹴り出し、
屈伸した後に右後ろに蹴り出し、
屈伸した後に左後ろに蹴り出し、
これを繰り返します

蹴り出したとき片足でバランスを取るため、上半身の筋肉アップにも効果が期待できます。
この運動はヒザへの負担も少なく、下半身も鍛えることができます。

■マスクを使い高地トレーニング効果でスタミナアップ
高地トレーニングとは、マラソン選手などが空気中の酸素が薄い標高の高いところで行うトレーニングのことになります。
酸素が薄い場所で運動すると、身体は酸素が足りないと感じ、血液中の酸素の運び屋ヘモグロビンの量を増やします。
すると平地に戻っても全身に運べる酸素の量が増えスタミナアップが見込めます。
その酸素が薄い状態をマスクで作ることができます。
マスクを付けた状態で運動を行えば、高地トレーニングと同じ効果を得ることが期待できます。

■カツオを食べてスタミナアップ
ヘモグロビンの「ヘム」というのは鉄のことを意味し、鉄とタンパクを一緒に摂ることが重要になります。
カツオは鉄が豊富で、高タンパク質・低脂肪の食材になります。
中でも鉄分はマグロと比べると2倍近くも含んでいます。
食べ方は、ネギ・ニンニク・ショウガ・白ゴマなどを乗せたカツオ丼がオススメです。
スタミナ源である炭水化物のご飯と合わせるのが効果的です。
また焼き肉も鉄分を多く摂れますが、カツオの方が脂肪が少なくヘルシーです。