ツボの健康効果!反射区、経絡、ツボを押すタイミング!

ツボの健康効果!反射区、経絡、元気になって疲れが取れるツボ足三里、リラックスのツボ大腸兪と関元兪、覚醒のツボ商陽、手足の冷えによく効くツボ陽池、冷えに効くツボ三陰交、頭痛に効くツボ百会

■反射区(はんしゃく)
足裏には身体の各部位に対応するエリアがあると考えられ、この区分を反射区(はんしゃく)といいます。
反射区(はんしゃく)という考え方は古代から世界各地に存在し、20世紀初頭にアメリカで体系的にまとめられたとされています。
つまり足ツボと呼ばれる足裏刺激は、ツボとは別物とされています。

■経絡(けいらく)とツボ
経絡(けいらく)とは、人体のエネルギーである気の通り道のことで、前後合わせて14本あるとされています。
WHOによれば361個のツボが存在するとされています。
経絡(けいらく)は鉄道で言えば路線にあたり、ツボは路線上の駅に例えられます。
ツボを刺激することで路線でつながっている部位に影響を与えます。
ツボへの刺激は、経絡(けいらく)を通って離れた場所にまで作用します。

■ツボへの刺激
痛みを緩和すると言われる手のツボに針を打った時の脳のMRIで撮影してみると、痛みの処理に関わる脳部位が活性していることが分かります。
針を打つと麻酔効果があるエンドルフィンの血中濃度が上昇することが分かってきています。
つまり痛みを緩和するという手のツボを刺激すると、その信号が脳に伝わり、結果麻酔効果がある物質を出す指令が送られると考えられています。
ツボの効果は科学的に解明されつつあります。

■鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師、接骨師・整復師
鍼灸師はツボが中心。
あん摩マッサージ指圧師はツボの概念を習得している人が行います。
接骨師・整復師は、柔道整復師という国家資格を持っていて、ツボではなく骨格の調整がメインになります。
ツボを使う人もいれば、そうじゃない人もいて様々です。
場合によっては身体を傷めてしまうこともあるので注意が必要な場合もあります。

■元気になって疲れが取れるツボ、足三里(あしさんり)
ヒザの骨の出っ張りの部分と横の骨の出っ張りの部分を線で結び、その真ん中あたりにあるツボです。
足三里(あしさんり)を刺激すると歩くのが軽くなり、疲労回復の効果もあります。

■リラックスのツボ、大腸兪(だいちょうゆ)と関元兪(かんげんゆ)
両手で握り拳を作り、拳の人指し指の関節で腰骨の一番高い所をとらえます。
そのまま両手の握り拳を背骨方向の中央へスライドさせ、ぶつかった所で指をそろえます。
その状態で10回ほど軽く屈伸すると、腰の大腸兪(だいちょうゆ)と関元兪(かんげんゆ)を刺激できます。

■覚醒のツボ、商陽(しょうよう)
商陽(しょうよう)は、両手の人指し指の爪の両脇にあるツボです。

■手足の冷えによく効くツボ、陽池(ようち)
陽池(ようち)は、手首の甲側のほぼ中央にあるツボです。

■冷えに効くツボ、三陰交(さんいんこう)
三陰交(さんいんこう)は、内くるぶしから指2〜3本上、すねの骨の後ろ側で、少しくぼんだに所あるツボです。
内臓の機能も良くなり、女性にとっては万能のツボです。

■頭痛に効くツボ、百会(ひゃくえ)
百会(ひゃくえ)は、両耳の穴に親指を入れ、頭頂で中指を合わせた所にあるツボです。

■ツボを押すタイミング
入浴などリラックスしている時がツボ押しにオススメです。
逆に飲酒後や食後などは、具合が悪くなることもあるのでツボ押しは控えるようにしましょう。
過度にツボを押すと周りの組織を傷つける恐れがあるので注意が必要です。
ツボ押しには強い刺激は必要はありません。
摩ったり、ドライヤーで温めるだけでも効果が期待できます。