蒸し大豆で免疫力アップ若返り、長生きホルモンのアディポネクチン、大豆・カレー・体操・笑い

長生きホルモンのアディポネクチンを増やすことで免疫機能が向上して若返りなどの様々な健康効果が期待できます。
アディポネクチンは脂肪細胞から作られ、適度な脂肪がついていることが重要と考えられています。
大豆・カレー・体操・笑いには長生きホルモンのアディポネクチンを増やす効果があり、蒸し大豆やおからパウダーには免疫力アップが期待できます。

■長生きホルモン「アディポネクチン」
アディポネクチンは様々な免疫機能が向上するため長生きホルモンとも呼ばれています。
アディポネクチンは悪玉コレステロールなどで傷ついた血管を修復し正常な血管に戻してくれ、さらに脂質の代謝を促して中性脂肪を下げて善玉コレステロールを増やしてくれます。
糖尿病予防や高血圧予防など様々な健康効果が期待されています。
長生きホルモンのアディポネクチンは誰でも持っていて、生活習慣や食生活によって増やすことが可能とされています。

■アディポネクチンの健康効果
・血管の傷の修復
・脂肪燃焼
・糖尿病予防
・高血圧予防

アディポネクチンは生活習慣病の予防にも効果が期待されています。

■アディポネクチンは脂肪細胞から作られる
アディポネクチンは主に脂肪細胞から作られるといわれています。
お腹の外側につくのが皮下脂肪で、内臓の周りにつくのが内臓脂肪になります。
脂肪の量が多いほどアディポネクチンが出るように思いますが、太り過ぎの場合は逆に出なくなってしまいます。
そのため適度な脂肪がついていることが重要と考えられています。

■「笑い」でアディポネクチンを増やす
アディポネクチンを増やすのに重要なのが「笑う」ことです。
声を出して笑うだけでアディポネクチンの分泌が増えると考えられています。
よく笑う高齢者とほとんど笑わない高齢者では、ほとんど笑わない高齢者の方が1.5倍も健康状態がよくないという研究報告もあります。

■笑うことで免疫力アップ
笑うことによりウイルスやがん細胞を攻撃するNK細胞という免疫細胞が活性化して免疫力がアップするというデータもあります。
かぜなどのウイルスを撃退するナチュラルキラー細胞(NK細胞)が笑うことで活性化され病気になりにくい身体になるといわれています。
笑いは万病の薬ともいえます。
実際おもしろくなくても笑うふりをするだけでも免疫力が上がると考えられています。

■豆腐でアディポネクチンを増やす
豆腐に含まれるβコングリシニンという成分が、長生きホルモンのアディポネクチンの分泌量を増やすとさわれています。
アディポネクチンが増えると余計な脂肪が燃焼し、正常値を保った脂肪がさらにアディポネクチンを分泌するという好循環が生まれます。
納豆や豆乳などの大豆製品にもβコングリシニンが多く含まれています。
大豆のタンパク質に含まれるβコングリシニンは内臓脂肪や中性脂肪を低減して長生きホルモンのアディポネクチンを増加させ、糖尿病予防や傷ついた血管の修復など健康効果が得られます。

■カレーライスでアディポネクチンを増やす
カレーなどに使うターメリック・ウコンに含まれるクルクミンの栄養成分には、長生きホルモンのアディポネクチンを増やす効果があります。
カレーの他にもショウガや赤唐辛子などの香辛料にも長生きホルモンのアディポネクチンを増やす効果があるとされています。
ただし香辛料の摂り過ぎは胃腸の負担になるため注意が必要です。

■体操でアディポネクチンを増やす
体操を行うことで新陳代謝を高めることができ、内臓脂肪に刺激を与えると長生きホルモンのアディポネクチンを増やす効果があるとされています。
一番のポイントは全身を使うことで、有酸素運動が長生きホルモンのアディポネクチンを増やすのに良いとされています。

■免疫力の低下が病気の原因になる
免疫力は20代がピークで40代では半分に低下し、70代では10分の1にまで低下してしまいます。
40代になるとかぜをひきやすくな、70代になるとかぜが大病につながりやすくなるのは免疫力の低下が原因と考えられています。
免疫力とは涙や唾液のように外部から細菌の侵入を防いで、体内で発生したがん細胞など撃退する自己防衛システムのことをいいます。
免疫力を高めることができれば100歳でも健康な体でいることができます。

■免疫力チェック
・野菜や果物をあまり食べない
・慢性的な睡眠不足
・運動不足
・過度なダイエットをしている
・かぜをひきやすい
・口が乾く
・笑う機会が少ない

3つ以上当てはまる場合は免疫力の低下が疑われます。

■蒸し大豆を食前に20粒で免疫力アップし若返り
大豆には健康的な生活を送るために必要な五大栄養素「タンパク質、炭水化物、脂質、ビタミン、ミネラル」がそろっています。
タンパク質は卵の約3倍、カルシウムは牛乳の約1.5倍、食物繊維はゴボウの約3もの栄養素が大豆に含まれています。
さらに大豆には悪玉菌を減らす効果、血管を拡張し血流がよくなる効果、腸内環境の改善効果、老化防止などの効果が期待されています。
蒸し大豆だとオリゴ糖など栄養が豊富に含まれています。

■おからパウダーで腸内環境を改善し免疫力アップ
おからの食物繊維の量は蒸し大豆を上回り、豆腐自体と比べると約30倍にもなります。
おからを乾燥させたおからパウダーは、おからの栄養が格段に効率よく摂取することができます。
おからパウダー100g中にはゴボウ100gの約8倍もの食物繊維が含まれています。
腸内環境を整えるだけでなく、長生きホルモンのアディポネクチンを増やす効果があるとされています。
免疫細胞のうち60%〜70%が腸の中にいるとされています。
そのため腸内環境を改善することで免疫細胞が活性化し免疫力がアップすると考えられています。
揚げ物をするときにパン粉のかわりにおからパウダーを使うと美味しく摂ることができます。
コレステロールの排出を促し動脈硬化の予防につながります。