足の指と腰痛・ひざ痛・肩こりの関係、足の指のばし体操、内反小趾、外反母趾、外反母趾、かがみ指

足の指は身体の土台となっているので、足の指のばし体操を1日5分ほどおこなうだけで全身の状態が変わってきます。
足の指の変形による歩幅への影響、内反小趾(ないはんしょうし)とひざ痛、外反母趾(がいはんぼし)とひざ痛、かがみ指と腰痛

■足の指と身体の不調
身体の不調は足の指に変形が見られることが多くあります。
足の指が変形すると足裏の圧力の分布が変わってしまいます。

足の指は全身を支える土台になるため、こり固まると全身に影響を及ぼします。
身体の土台である足が変形すると重心がズレてしまい、身体の様々なところに悪影響を及ぼします。

足の指の変形は身体の不調だけでなく日常生活にも悪影響を及ぼします。
足の指先が固定されて力が入らないと踵に重心がいくため、バランスが崩れやすくなります。

■足の指の変形による歩幅への影響
歩くときに片足になった時にバランスが崩れ、十分に前に出せず歩幅が狭くなります。
さらに足をしっかり上げられないためつまづきやすくなり、転倒のリスクも

■内反小趾(ないはんしょうし)とひざ痛
内反小趾(ないはんしょうし)とは小指が内側に変形した状態をいいます。
さらに小指にひねりが入り寝た状態になると、足の外側に重心が入りО脚になりがちになります。
小指が変形すると重心が外側にズレてО脚になり、ひざ関節の内側が擦れて痛みにつながることがあります。

■外反母趾(がいはんぼし)とひざ痛
外反母趾(がいはんぼし)は重心が内側によってしまい、ひざの外側に痛みが起こりがちです。
外反母趾(がいはんぼし)は重心が内側によってしまいX脚になり、ひざ関節の外側に負荷がかり痛みに繋がることが多いです。
親指の変形により土踏まずのアーチも崩れてしまうと、ひざの痛みをより強めてしまいます。

■浮き指と肩こり・腰痛
足の指の下に紙が入ってしまうと浮き指の可能性が大きいです。
浮き指になり足の重心が後ろに行くと、上半身を前にしないとバランスがとれないため前かがみの猫背状態になります。
そのため首の後ろの僧帽筋(そうぼうきん)常に緊張した状態になり、負担になって肩こりや腰痛が起こりやすくなります。

■かがみ指と腰痛
足の指がかがむと重心が踵の方に移動してしまい腰に負担がかかりやすくなり、ぎっくり腰などを繰り返しやすくなります。

■爪が小さい
ヒールなどによって爪が圧迫されて血流が悪くなると、足の指が上手く使えなくなり腰痛などにつながりやすくなることがあります。

■足の指じゃんけんで身体の不調をチェック
グー・チョキ・パーのどれかひとつでもできないと足の指の筋肉がこり固まっている可能性があります。
足の指のばしが必要になっている可能性があります。

■足の指のばし体操
イスを用意して座ります。
片足をひざの上に乗せます。
足の指の間に手の指を優しく入れて卵を持つように握ります。
ゆっくりと足の甲の方向に5秒間伸ばします。
次に足裏の方向にゆっくり5秒間伸ばします
足の指は30°ほど曲げれば十分です。
これらすべてを優しく行うのがポイントです。
左右それぞれ10回を1セット。
1日3セット行うと効果的です。

足の指先がほぐれることで、つま先に重心がかかり足全体でバランスが取れるようになります。
その結果、身体がグラつかないようになります。
注意点は、足の指の間に手の指を深く入れたり力強く伸ばしてしまうと筋肉が緊張してしまい逆効果になってしまうことです。
1度行っただけではすぐに後戻りしてしまうので継続することが大切になります。
2か月くらいは続けてみるとよいそうです。
足の指のばし体操は、こり固まった筋肉を伸ばしていく体操なので外反母趾(がいはんぼし)や内反小趾(ないはんしょうし)が治る訳ではありません。
気になる人は整形外科などの専門医を受信しましょう。