心臓病の初期症状・カテーテル治療!心臓病の初期症状・歯茎(はぐき)に違和感を感じる・息切れ・肩こり・背中の圧迫感や痛み・胸の痛み・動悸・むくみ・めまい・声がかすれる・疲労感・不整脈、カテーテル治療は患者患者さんの体への負担が少ないことが特徴
心臓病の主な原因の一つと考えられているのがメタボリックシンドロームです。
内臓脂肪型肥満に加えて高血圧・高脂質・高血糖が合併したメタボリックシンドロームは、動脈硬化が進み心臓へ血液を送る血管が詰まりやすくなります。
そのため狭心症や心筋梗塞といった心臓病を引き起こしやすく、その発症リスクは健康な人のおよそ36倍にもなるそうです。
内臓脂肪の脂肪組織は、本来 動脈硬化を妨げるホルモンを出してくれています。
しかし内臓脂肪が増えてくると、逆にそのホルモンが出なくなり、悪いホルモンを出してしまいます。
そしていっぺんに動脈硬化がすすんでしまいます。
喫煙による心臓病の発症リスクは肺ガンよりも高くなります。
■狭心症や心筋梗塞
狭心症や心筋梗塞は、心臓をはしる血管「冠動脈」の異常から起こる症状です。
血管が細くなり心臓への血流が悪くなっているのが狭心症。
血栓などで冠動脈などの血管が詰まり、その先の心筋組織が壊死する状態が心筋梗塞になります。
■心臓病の初期症状を知る
手後れにならないためにも、まずは心臓病の初期症状を知ることが大切です。
一般的に坂道や階段で息切れや歯が浮く感じなどの症状が出たときは心臓病の可能性があります。
・歯茎(はぐき)に違和感を感じる
心臓の知覚神経と歯・腕・肩の知覚神経が同じ系列なので、
心臓の異常が頭の中で間違えられて歯や肩の痛みとしてあらわれてくることがあります。
・息切れ
・肩こり
・背中の圧迫感や痛み
・胸の痛み
・動悸
・むくみ
・めまい
・声がかすれる
・疲労感
・不整脈
■カテーテル治療
カテーテル治療は手首や足の付け根の血管から管を体内に挿入し、体内の血管をたどり大動脈に入っていきます。
最後は心臓の冠動脈に到達し、そこで血管の内側から患部を治療します。
血管が狭くなり血流が悪化している箇所にはステントと呼ばれる筒状に広がるものを使用します。
このステントをカテーテルで冠動脈の患部まで運び、そこで膨らませることで細くなっていた血管を内側から押し広げ血流を確保します。
カテーテル治療は患者さんの意識もあり、術後の回復も早く、患者さんの体への負担が少ないことが大きな特徴です。
体を切り開かず、血管の内側から治療できるカテーテル治療は心臓病治療に大きな成果を上げています。
■カテーテル治療のメリット
・肉体的負担が少ない
・精神的負担が少ない
・入院期間が短い
・輸血がいらない
・医療費が安い
■心臓病予防のポイント
・タバコを控える
・メタボリックシンドロームを改善する
・適度な運動を欠かさない