介護対策!脳の可塑化!

介護対策!脳の可塑化。介護で大事なことは自分で出来る条件を作ってあげること。リハビリの後にほめるとその回復が早まります。ほめるポイントは、出来たときにすぐにほめること、具体的にほめることです

介護で大事なことは自分で出来る条件を作ってあげることであり、これが介護の第一歩になります。
手伝えば手伝うほど寝たきりに手を貸すようなものにつながりがち。
しっかり患者さんを観察して問題点を見つけ、可能であれば改善して自分1人で出来るようにすることが大切です。

■イスから立つ際の介護対策
イスから立ち上がるときに介護が必要なとき、イスに座布団を敷くだけで立ち上がることが楽になります。
イスに座布団を敷き座る高さを少し高くするだけで足への負担は2割近くも減ります。
足がぴったりつくくらいで、その人に合った座布団の厚さを調整して敷きます。
この方法を使うと車イスを使わず立つことが可能になり、っまた寝たきり予防にもつながります。

■入浴の際の介護対策
浴槽と同じ高さのイスを置く。
このイスがあると浴槽の縁をまたぐのが楽になり、手助けがなくても1人で入浴が可能になります。

■脳の可塑化(かそか)で介護対策
一般的に脳卒中のリハビリでは、改善のスピードは発症後半年で落ちてしまいます。
脳卒中の後の回復は発症後すぐの時期が非常にスピードが早いですが、その後になってもゆっくりと回復する人がたくさんいます。
この回復する人達の脳の中で可塑化(かそか)が起こったことによると考えられています。
脳の可塑化(かそか)とは、脳の別の場所があたかも形をかえたかのように、全く違う働きを持つようになることです。
私達の脳の細胞は、これまで考えられていたよりもはるかに柔軟性を持つということが分かってきています。
ポイントは達成可能な比較的小さな目標から順番に段階を追っていくことです。
患者さんをサポートするような工夫をセットにして行うことで、次につなげていくことも大切です。
そうした工夫によって脳が変わっていきます。

■専門科の意見を聞く介護対策
訪問リハビリテーションという、自宅に専門科が来てリハビリや家族への指導を行うサービスもあります。
介護保険が使える人はケアマネージャーに相談を行うと良いです。
月に1回でも週に1回でも専門科に相談すると安心にもつながります。

■最新介護方法
最新の研究では、リハビリの後にほめるとその回復が早まるということが分かってきたそうです。
ほめるポイントは、出来たときにすぐにほめること、具体的にほめることだそうです。

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