照明の健康効果!光の健康メリット!

照明の健康効果!光の健康メリット!赤っぽい照明のメリット・文字が読みやすい・胃の働きが良くなる・眠りが深くなる・肉や赤身魚が美味しそうに見える。白っぽい照明のメリット・味に敏感になれる・緑色の野菜が美味しいそう見える

■高齢の人は赤っぽい照明の方が物が見えやくなる
65歳以上の人の半数以上は、程度の差はあれ目の状態が白濁(はくだく)した状態になっているというデータがあります。
目のレンズにあたる水晶体は、健康な人であれば光をそのまま通しますが、白内障が進んでくると水晶体に古くなったタンパク質が散らばり、同じように光があたっても水晶体全体が光った状態になり眩(まぶ)しいと感じてしまいます。
この現象をグレアと呼びます。
青い光は小さなつぶやチリにあたると散乱してしまう性質がありますが、赤い光は散乱しにくいため一番最後まで届きやすい性質があります。
白色の照明を赤色の照明に変えると無駄な反射が少なくなり、白内障の人でも見えやすい状態になります。

■光と身体の関係
私達の身体は照明によって様々な影響を受けますが、それは人類の歴史の中で自然の太陽を浴びて出来た結果だそうです。
昼間活動をして食べ物を探し歩き、発見した食物が食べられるかどうか、毒では無いかを判断するため日中の太陽が輝いている時に味に敏感になるというのは理にかなったことだと考えられています。
つまり口に入れる物が毒か栄養かを敏感に見分ける必要がありました。
そのため人間は日中の太陽のような白っぽい光の方が味に敏感になると考えられています。
そして夕方の赤っぽい光の中で昼間手に入れた食べ物を食べていたため、赤い光で胃の働きが良くなることに関係しているそうです。
暗い赤っぽい光の方が唾液がたくさん出て胃の働きも正常になるため、食事の時は暗くて赤っぽい照明の方が向いているとされています。
昼間は狩りや採集、夕方に食事、長い間続けてきたこの生活パターンのおかげで、光の色が人間の身体の状態に深く関わるようになったと考られています。

■調理の時は白っぽい照明、食事の時は赤っぽい照明
料理の味付けをするキッチンでは味に敏感になれる白っぽい照明を使い、食事の時は消化が良くなる赤っぽい照明を使うと良いそうです。

■寝室は赤っぽい照明にする
赤っぽい照明の方が眠りやすく、より深い眠りにつけるという研究結果もあるので、寝室には暗く赤っぽい照明の方が向いています。

■赤っぽい照明の健康メリット
・白内障でも文字が読みやすい
・胃の働きが良くなる
・眠りが深くなる
・肉や赤身魚が美味しそうに見える

■白っぽい照明の健康メリット
・味に敏感になれる
・緑色の野菜が美味しいそう見える