物忘れ・認知症予防!運動・食事・コミュニケーションで予防

物忘れ・認知症予防!物忘れは認知症のサインとも言われています。常に前頭葉を使い続けているということがとても大切です。コミュニケーションをとって頭を使い、適度な運動・正しい食事で物忘れ・認知症予防しましょう

物忘れは認知症のサインとも言われています。
現在認知症患者は約150万人を超え、どんどん増加の一途を辿ると言われています。

■水兵思考と垂直思考
水兵思考とは物を考える力のことです。
垂直思考がこれまでの経験的な枠にはまった論理的な物の考え方だとすると、水平思考は全く新しいヒラメキ的な発想になります。
つまり水平思考とは先入観をなくし常識に捕われない発想をすることをいい、経験や固定観念に捕われず様々な視点で問題解決出来るかどうかをいいます。

■前頭葉を使い認知症予防
物事をよく考えると脳の前頭葉に血流が増え活動が活発になります。
つまり何かを考えたりイメージしたりするときは、主に脳の前頭葉を使っています。
前頭葉は感情・注意・思考などの精神作用や随意運動を支配する脳の司令塔であり、ここが働くということは考えること以外にも体をうまく使うということにも大切なことになります。
ぼーっとして前頭葉を休ませとくのではなく、常にここを使い続けているということがとても大切です。

■物忘れと認知症
物忘れとは老化現象による脳の機能低下によるものと言われています。
これは誰にでも起こりうる生理現象です。
しかし認知症は脳の委縮などによるアルツハイマー病や、脳の血管障害により引き起こされる記憶障害などの症状のことです。
実は認知症の初期症状と物忘れはとても良く似ています。
そのため周りの人が認知症と気付かず、そのまま放置してしまい症状を悪化させてしまうことも多くあります。
ほとんどの認知症は物忘れが始まりで、やがて物忘れがだんだん深まっていくという経過を辿ります。
認知症の兆候は、中年期から除々に見え始めます。
そのため自覚がなくても若いうちからの予防が大切です。

■頭を使い認知症予防
頭を使うものでも、1人で行うクイズやパズルよりも、麻雀・将棋・チェスなどのゲームをコミュニケーションをとりながら行うと認知症予防に効果的だそうです。

■食事で認知症予防
脳の健康のためにも食事は大切です。
特にイワシ・サバ・サンマなどの青魚を食べると認知症の発症率に違いが出るそうです。
青魚に多く含まれるDHA・EPAには、認知症の発症を抑える働きがあると考えられています。
また野菜を毎日食べている人は、とらない人に比べ認知症の発症率が1/3ほどになるそうです。
野菜に含まれるビタミンC、カロテノイド、フラボノイド類がアルツハイマー病に効果的と考えられています。
お酒は飲まない人よりも、飲む人の方が認知症になりにくいとされています。
ただし飲み過ぎると認知症の発症率が高くなってしまいます。
ビール1本(350ml)相当で1〜6本程度。

■運動で認知症予防
週3回30分以上で軽く息が上がる程度の運動をしていると認知症発症率を減らすと考えられています。
運動の中でも特におすすめなのがダンスで、何もしない人に比べて認知症の発症率は1/5ほどにもなるそうです。

■物忘れのと認知症の違い
●物忘れ

・出来事の一部を忘れる
・人の名前を忘れる事が多い
・忘れっぽい事を自覚
・人や場所、時間をほぼ正しく確認できる
・日常生活に影響はない

●認知症
・出来事の全部を忘れる
・人名前だけでなく、その人自体を忘れてしまう
・忘れっぽい事を自覚していない
・人や場所、時間を認識できない
・日常生活に支障をきたしている