ほうれん草で動脈硬化予防!ビタミンCが豊富な2月!保存方法!

ほうれん草で動脈硬化予防!ビタミンCが豊富な2月のホウレンソウ!ホウレンソウの保存方法。2月のほうれん草は、夏のほうれん草に比べビタミンCが約7.7倍。カルシウムと一緒に食べると結石予防に。ほうれん草料理

■冬のほうれん草
2月のほうれん草は、夏のほうれん草に比べビタミンCが約7.7倍にもなります。
1束でレモン10個分に相当するビタミンCが含まれています。
ビタミンCには、細胞を傷つけてガンや動脈硬化の原因となる活性酸素を体内で除去してくれる抗酸化作用があり、動脈硬化にも効果的です。
夏のほうれん草は1ヶ月で成長するのに対して、真冬の最も寒い時期を過ごす2月のほうれん草は成長に3ヶ月もの時間がかかります。
その分ゆっくりと土から栄養分を吸収し、たくさん栄養を得ることができます。
だからこそ2月のほうれん草はビタミンCが夏の7.7倍にもなります。
1日の摂取量は1束の半分の130gになります。
ビタミンCは摂りだめ出来ない栄養素なので毎日食べることが大切です。

■ほうれん草のシュウ酸
栄養分の高い2月のほうれん草ですが、問題はアクによる独特のえぐみです。
ほうれん草にはシュウ酸が含まれているため、大量に食べ過ぎると結石を作る原因となってしまいます。
そのため調理の前にアク抜きをするのが常識となっています。
しかし茹でると、ほうれん草の細胞は壊れてしまいアクと共にビタミンCも一緒に溶け出してしまいます。
シュウ酸はカルシウムと一緒に食べると体内で結合してシュウ酸カルシウムになります。
シュウ酸カルシウムは腸で吸収されにくく、そのまま排出され結石になりにくくなります。

■調理の際のビタミンC残存量
茹でる:68% えぐみ無し
蒸し茹で:69% えぐみ無し
電子レンジ:95 えぐみ有り

ほうれん草はアクを取りつつビタミンCを残すには茹でるか蒸し茹でにする方がよく、簡単に調理するには蒸し茹でが良いそうです。

■ほうれん草の保存方法
ほうれん草を茹でた後プラスチック容器に入れて冷凍庫に保存すると良いそうです。
野菜には酵素が含まれていて、そのまま放っておくと分解されてダメになってしまいます。
茹でて保存すると酵素が壊れて長期保存が可能になります。
1年間冷凍保存してもビタミンCはそれほど減少しません。
1〜2日の保存なら冷蔵庫で立てて保存します。
横にすると栄養素が減ってしまい、グルタミン酸は76%も減少してしまうそうです。