慢性腰痛とストレス!認知行動療法、薬物療法、運動療法で腰痛軽減!

ストレスも腰痛の原因の一つ。その人に合った治療で腰の痛みを軽減する。 認知行動療法(にんちこうどうりょうほう) で前向きな考え方に変えていき、痛みの悪循環を断ち切って腰痛を改善。

■腰痛とストレス
長引く腰痛にはストレスが関係していることがあります。
ストレスが関係している腰痛には、認知行動療法(にんちこうどうりょうほう)という治療が有効であることが分かってきています。

■慢性腰痛(まんせいようつう)
一般的に3ヶ月以上続く腰痛を慢性腰痛(まんせいようつう)と呼びます。

■慢性腰痛の原因
・器質的要因
  骨や筋肉の異常による腰痛
・環境的要因
  職場、家庭環境、労働条件など
・心理的要因
  うつや不安など心理的な側面
  心理的な側面に対して積極的にアプローチしていくのが認知行動療法です。

■認知行動療法(にんちこうどうりょうほう)
認知行動療法(にんちこうどうりょうほう)とは、精神疾患に対する治療法です。
慢性腰痛の人は痛みに捕われているので、認知行動療法により痛みから脱却させます。
痛みがあるから何もできないという考え方におちいりがちですが、そこを認知行動療法で前向きな考え方に変えていきます。
認知行動療法は患者が抱えて自信を喪失してしまっていることを、一つ一つ解決することでまた自信を持ってもらいます。
あるいは解決しないまでも問題になっていることを避けることで、良い暮らしに戻れる方策をとることを行っていきます。

■薬物療法による慢性腰痛にの治療
慢性腰痛に対する治療は、薬物療法も重要な治療法です。
薬物療法で腰痛をゼロにすることは容易ではありません。
そのために認知行動療法や運動療法などを併用していくことが大事になります。

●非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)
炎症を抑える薬で最も一般的な痛止めで、急性腰痛、慢性腰痛ともに使われます。

●抗うつ薬
うつに対する効果の他に、痛みを抑える効果もあります。

●抗てんかん薬
神経の過敏性を抑える薬で、神経由来の痛みに有効です。

●オピオイド(医療用麻薬)
非常に強い痛みや難治性の痛みに使われます。
ただし副作用や常用性という危惧があります。

■慢性腰痛の治療には各科との連携も大切
慢性腰痛は多面的なアプローチが大切になります。
整形外科だけではなく、精神科、リハビリテーション科、麻酔科など複数の診療科の医師、さらには医師以外のケースワーカーなどとも連携し、多面的に患者の治療にあたることも大切です。
痛みがあるから何もできない、何もできないからさらにストレスが溜まってしまうという、痛みの悪循環におちいっていないかどうかを考え、それを自分で断ち切っていくことも大切です。
その上でウォーキングやエクササイズなどの運動をしながら痛みを軽減させストレスを軽減させていきます。

慢性的な長引く痛みはストレスが関与していることが少なくありません。
痛みがあるから何もできないではなく、痛みがあってもこれも出来るあれも出来るといった、前向きな考え方に変えて行き、その上で運動療法などを行ってストレスを解消して腰痛を改善していきましょう。

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