高血圧改善法、ふくらはぎを揉んで高血圧改善、セルエクササイズ、手のツボを揉む

■高血圧について
高血圧とは、血液が心臓から送り出され際に、血管にかかる圧力が高い状態をいいます。
高血圧が恐ろしいのは高血圧が引き起こす病気です。
1日に300万人もの人が高血圧が原因の病気で亡くなっているといわれています。
高血圧の最大の問題は症状が無いまま進行していくことです。
高血圧を原因とした突然死の多くが自宅で起こっています。
倒れても発見が遅れることから、高血圧が原因で突然死する人のうち約80%もの人が自宅でなくなっています。

■女性の高血圧
女性は更年期になると女性ホルモンのエストロゲンが激減するため、更年期に高血圧になる人が増えています。

■高血圧改善には平均的に血圧を下げることが大切
朝はその日の活動に備えるために交感神経が活動を高め、血管が収縮して血圧が上がります。
血圧の上がり下がりに一喜一憂せず、平均的に血圧が下がることが大切です。
正確に血圧を知るには、家で必ず心を落ち着かせてリラックスした状態で血圧を測ることが必要です。

■白衣高血圧(はくいこうけつあつ)について
白衣高血圧(はくいこうけつあつ)とは、病院へ行き白衣を着ている医師を見ると緊張して血圧が上がることうをいいます。

■仮面高血圧(かめんこうけつあつ)について
仮面高血圧(かめんこうけつあつ)とは、診察では正常なのに自宅や職場で血圧が上がることをいいます。

■運動不足や長時間座っていることで高血圧に
重力の影響で下半身には70%の血液が集まっています。
運動不足や長時間座っていることによって血圧が淀み、心臓へ向かう血液の返りが悪くなってしまいます。
すると心臓は常に同じスピードで全身へ酸素を届けるため、より強い力で血液を送り出します。
そのため高血圧になってしまいます。

■ふくらはぎを揉むと血圧が下がるのは
淀んだ下半身の血液を循環させて心臓に戻すポンプの役割をしているのが、第二の心臓とも呼ばれているふくらはぎです。
ふくらはぎにある心臓へと血液を戻す血管には、血液の逆流を防ぐ弁が付いています。
ふくらはぎを揉むことで弁が開き、淀んでいた血液が心臓へ戻ります。
すると心臓への血液の返りが良くなって心臓の負担が減るため、血管が広がり血圧が下がります。
しかし1回揉んだだけでは再び血流は元に戻ってしまうので、毎日継続的にふくらはぎを揉む必要があります。

■高血圧改善のためのふくらはぎの揉み方
●内くるぶしからヒザ下を揉んで高血圧改善

内くるぶしからヒザ下へ、骨の際に沿って指で押していきます。
両手の親指を重ねて体重をかけ、息を吐きながら押していきます。
この要領で、ヒザ下まで3〜4cm間隔で押していきます。
血液を心臓に戻すイメージで、内くるぶしからヒザ下に向かって押します。
これを2回繰り返します。

●ふくらはぎの中心ラインを揉んで高血圧改善
アキレス腱からヒザ下までを同じ要領で2回揉みます。

●ふくらはぎの外のラインを揉んで高血圧改善
外くるぶしからヒザ下までを同じ要領で2回揉みます。

●ヒザ裏を揉んで高血圧改善
ヒザ裏にあるコリッとしたリンパ節を転がすように押します。
これを10回ほ程やさしい力で行います。

●アキレス腱を揉んで高血圧改善
アキレス腱を手前に引くようにし、ふくらはぎの下3分の1くらいまでをほぐしていきます。
これを3回繰り返します。

■イスの座ったままできる高血圧改善法
両手でイスのシートや肘掛けをしっかり掴みます。
左足のヒザの上に右足のふくらはぎの下部分を軽く乗せます。
そのまま右足を上下に5回動かし、ふくらはぎ下部分を揉んでいきます。
続いて右足の位置を中央部分にずらし、足を上下させながら同じ要領で5回揉みます。
そして上部分も同じ要領で5回揉みます。
左ヒザに右足ふくらはぎ内側を乗せ、3ヶ所を同じ要領で5回揉みます。
左足のヒザに右足ふくらはぎの外側を乗せ、3ヶ所を同じ要領で揉みます。

■手のツボを揉んで高血圧改善
親指と人差し指の付け根のくぼみに強めの刺激を与えます。
左右の手を交互に5分ずつ、1日2回行います。
親指と人差し指の間の三角形に合谷(ごうこく)というツボがあります。
ここを刺激すると血管が開き血圧が下がります。

■セルエクササイズで高血圧改善
手首を頭の上で交差し、息を吸いながらヒジをグッと伸ばします。
この姿勢のまま、お腹に力を入れながら体を前に倒します。
息をゆっくり吐きながら体を倒し、息を吸いながら体を元に戻します。
同じ要領で左右にも体を倒します。
呼吸をしながら円を描くように上半身を回します。
左右に1回ずつゆっくり行います。

■高血圧改善食材
味噌、キウイ、アボガド