冷え症不眠対策!梨状筋のコリが原因、ソフトボールで臀中ツボ刺激・足指ストレッチで改善

冷え症の人は冷えるために眠れないという人が多くいます。
お尻がのコリが冷え症不眠の原因だと気づいていない人が多くいます。
人は夜に日中活動させた身体を休ませるために脳や内臓の温度を下げて回復しようとします。
このとき主に手足の末端の血管から内部の熱を放出して下げ、脳の温度が下がって眠りにつきます。
しかし手足が冷えている人は血管から熱が放出されないために、脳の温度が下がらず眠ることができません。

■冷え症不眠はお尻に原因がある
冷え症不眠の多くの原因はお尻のコリにあります。
お尻には梨状筋(りじょうきん)という筋肉があり、この梨状筋(りじょうきん)がコリ固まってしまうと足が冷えてしまいます。
梨状筋(りじょうきん)は足を外側に開いたり姿勢を保つ働きをするインナーマッスルをいいます。
梨状筋は日頃やりがちな行動でコリ固まってしまいます。
パソコンやテレビなどで長時間同じ姿勢で座っていることで緊張した状態が続き梨状筋がこり固まってしまいます。
また立ちっぱなしの姿勢でもで緊張した状態が続くため梨状筋のコリが起こります。

■お尻のコリチェック
椅子に浅めに座ります。
ヒザの上に足をのせます。
折り曲げたヒザの上にヒジを乗せ5秒間かけてヒザを押し下げます。
このときヒザが水平以下まで下がらない場合は、お尻がコリ固まっている可能背が高いです。
さらにお尻に痛みや突っ張りが出る場合は要注意です。

■梨状筋のコリ
骨盤(こつばん)には3種類の坐骨神経(ざこつしんけい)が通っていて、その中に血管の太さをコントロールする交感神経があります。
梨状筋はその神経の上にあるため、梨状筋がコリ固まってくると神経を圧迫してしまい交感神経も刺激を受けてしまいます。
すると刺激を受けて交感神経が血管を締めてしまいます。
そのため血流が悪くなって熱が足の末端までいかなくなり足の冷えが起こります。
結果、体内の熱が放出できず不眠が起こってしまいます。

■ソフトボールで冷え症不眠対策
ソフトボールで臀中(でんちゅう)というお尻のツボを刺激します。
臀中(でんちゅう)は左右のお尻の中心にあります。
骨盤の下の骨と太ももの付け根に2つの出っ張りがあります。
この2つの出っ張りを結んだ線を底辺として正三角形描いたときの頂点に来る点が臀中(でんちゅう)になります。
やわらかい場所に仰向けに寝ます。
両ヒザを立てて臀中(でんちゅう)にソフトボールを置きます。
反対側のお尻を浮かせてボールに体重をかけて臀中(でんちゅう)を刺激します。
最初は痛くてもずっと刺激していくと最終的に痛みがなくなっていきます。
就寝前に左右の臀中(でんちゅう)を30秒ずつ押します。
ソフトボールがないときはフェイスタオル2枚を丸めてガムテープでボール状にすれば代用可能です。

■足指ストレッチで冷え症不眠対策
椅子に座り足をもう片方の太ももの上に乗せます。
乗せた足の指先を手で覆うように持ち5秒間ギュッと曲げます。
指をパッと離します。
就寝前に左右5回ずつ行います。

血管を一時的に止めて離すと、血管が締まっているのを治そうという物質が出てきます。
その物質によって血管が拡張して血流が流れます。