カゼとインフルエンザの違いについて、でカゼやインフルエンザの予防法!

■カゼとインフルエンザの違い
カゼとインフルエンザは、原因となるウイルスも違うし、初期症状も全く違います。
症状が出始めたときに、カゼとインフルエンザのどちらかを見極めることが大切です。

●カゼの特長
・咳や鼻汁
・微熱が続く
・軽度の悪寒
・ゆっくり発症

●インフルエンザの特長
・発熱や関節痛
・38〜40度の高熱
・強い悪寒
・急激に発症

■カゼとインフルエンザの初期症状
通常のカゼはゆっくりと発症し、鼻やノドの乾燥化、くしゃみなどが起こります。
インフルエンザの初期症状では、発熱、悪寒、頭痛が急に襲ってきます。

■進行した時のカゼとインフルエンザの違い
カゼの場合は、平熱や微熱が続き、軽度の悪寒が出ます。
さらにノドの痛み、鼻水といった症状が出ます。
インフルエンザの場合は、筋肉痛や関節痛が起こります。
38〜40度近い高熱が出ればインフルエンザの可能性が大きいです。

■カゼとインフルエンザの原因
カゼウイルスは200種類以上あり、その種類によってノドの痛みや鼻水などの症状が変わって来ます。
インフルエンザの原因はインフルエンザウイルスです。
インフルエンザウイルスは大きくA型・B型・C型の3つに分類されます。
爆発的に流行するといわれているのがA型でインフルエンザ全体の60%を占め、A香港型とAソ連型などがあります。
特にA香港型は重症化しやすいのも特長となっています。
さらにインフルエンザウイルスは増殖力が強く、わずか1個のウイルスが8時間で100倍にもなります。
24時間後には100万個にもなります。

■カゼやインフルエンザがは低温で乾燥した環境を好む
カゼやインフルエンザを起こすウイルスは低温で乾燥した環境を好みます。
1回のくしゃみで60万個ぐらいのウイルスが出るといわれています。
それが乾燥した状態だと、空気中を漂っている時間が長くなるため冬にカゼやインフルエンザが多く起こります。

■カゼ予防には手洗いを
最も効果的なカゼ予防は手洗いです。
多くのカゼは接触感染により起こっています。
接触感染とは目・口・鼻などに手を介して接触し、病原体に感染することをいいます。

■カゼやインフルエンザの予防法
●手洗いでカゼやインフルエンザを予防

様々な所を触った手には、ウイルスが大量に付着しているため手を介して鼻やのどの体内に侵入します。

●ビタミンAでカゼやインフルエンザを予防
緑黄色野菜に多く含まれるビタミンAを多く摂取することは、カゼやインフルエンザの予防につながります。
ビタミンAは、皮膚、目・鼻・口の粘膜を正常に保つ作用があり、ウイルスの侵入を防ぐ効果があります。

●ビタミンDでインフルエンザを予防
サンマや干しシイタケに多く含まれるビタミンDには、インフルエンザを撃退する効果があるといわれています。 ビタミンDは日光浴をすることで体内で作られると考えられています。

●口腔ケアでインフルエンザを予防
歯磨きや、歯石・歯垢を取り除くことは、ウイルスや細菌が増殖する酵素を除去することができ、インフルエンザの予防いつながります。
インフルエンザウイルスは細菌が出すタンパク質と合うことで感染しやすくなります。
特に寝ている間は唾液の分泌が減少して細菌が増殖しているので、朝置きてすぐの歯磨きはインフルエンザ予防に効果があります。