免疫力アップ!NK細胞とT細胞、乳酸菌、βグルカン!

免疫力アップ!NK細胞とT細胞。乳酸菌で腸の中の悪玉菌を追い出し免疫細胞の働きを良くして免疫力アップ。βグルカンの免疫細胞の活性化作用により免疫力アップ。ヒートショックプロテイン入浴法で免疫力アップ

■免疫力
免疫力は18歳をピークに年々下がっていき、50代ではおよそ半分にまで低下してしまいます。
それとともの病気にかかる危険性が増していきます。

■NK細胞とT細胞の免疫細胞
免疫系というのは、いろんな細胞から出来ています。
免疫の代表的な細胞としては、NK細胞とT細胞などがあります。
免疫細胞で重要となるのがNK細胞とT細胞です。 主にこの2つが体内でウイルスを攻撃してくれます。
NK細胞は常に体の中を見回り、ウイルスなどの異物が体内に進入しないように見張ってくれています。
NK細胞は見張りだけではなく、ウイルスなどの異物の侵入も防いでくれています。
NK細胞がウイルスの侵入を防いでくれているときは、私達は何も感じず感染症にかからずにいます。
しかし強力なウイルスが次々と侵入してきた場合、NK細胞だけでは防ぎきれないときがあります。
体の中に侵入したウイルスは増殖して正常な細胞にとりつき、システムを破壊してしまいます。
ウイルスが体内で悪さを始めたときに、初めて体調不良を感じまじめます。 そんな場合に現れるのがT細胞です。
T細胞はまず異物のデータを集めて弱点を探し、攻撃してくれます。
T細胞がウイルスと戦っている時が一番症状が重い時になります。
この状態が長引いたり、悪化したりする場合は、T細胞が弱っている可能性があります。

■免疫力年齢
免疫力年齢とは、NK細胞とT細胞の2の細胞がウイルスを撃退する強さを測定して数値化していきます。
撃退する力が弱ければ免疫力年齢も老けてしまいます。

■免疫力低下の要因
・ストレス
・過度の運動
・睡眠不足
・偏った食生活

免疫力は加齢により下がっていきます。
しかし細菌では、加齢以外の原因で免疫力年齢が老けている人が多くなってきています。
その一番の要因がストレスです。 ストレスが続くと免疫力が低下していきます。
運度は適度なレベルを越えた場合には逆に免疫力が低下してしまいます。
若い時は免疫力が下がってもすぐに回復しますが、高齢者はいったん下がると元に戻りにくいことがあります。
過度の運動の後は免疫力が下がってしまいます。
また運動後に汗をふかないでいると体が冷えてしまいます。
カゼを引いてしまうのは免疫力の急激な低下に原因があります。
その他にも免疫力を急激に下げる原因としては睡眠不足、偏った食生活などがあります。

■免疫力年齢チェック
 1:口内炎ができやすい
 2:肩こりや腰痛がある
 3:便秘や下痢気味である
 4:周りよりも寒く感じることが多い
 5:眠れなくて悩んでいる
 6:笑うことが少なくなってきた
 7:食欲がない
 8:2日休んでも疲れがとれない

この8項目は免疫力が下がっている時に起こる状態です。
あてはまる数がないときは免疫力年齢が若い可能性があり、1つなら年相応、2つなら+4歳、以降1つ当てはまるごとに+2歳足していき免疫力年齢を出します。

■乳酸菌による免疫力アップ法
腸の中は、身体の中でも免疫細胞が最も多くいるところになります。
NK細胞とT細胞の約7割が腸の中に生息しています。
そのため乳酸菌で腸の中の悪玉菌を追い出すことで、免疫細胞の働きを良くすることができます。
乳酸菌は1日1食が理想ですが、継続して摂ることが大切になります。
乳酸菌を2〜3日に1度いろいろな食品から摂れば、無理せず摂取していくことができます。
●乳酸菌を含む食材
ヨーグルト、チーズ、納豆、キムチ、漬け物、味噌など

■βグルカンによる免疫力アップ法
βグルカンとは、キノコ類に多く含まれている炭水化物の一種です。
免疫細胞にはβグルカンをくっ付けるようなカギ穴があり、そのカギ穴にβグルカンがくっ付くと免疫細胞が活性化する働きがあります。
βグルカンを摂取することによって、働きの悪くなっているNK細胞やT細胞に刺激を与え、動きを活性化することができます。
βグルカンはどんなキノコにも含まれていますが、様々なキノコをバランス良く摂取することで、さらなる免疫力アップの効果が期待できます。
βグルカンは、煮ても焼いても効果は変わりません。
ただし水溶性なので煮物の時は煮汁も一緒に摂ると効果的です。

■ヒートショックプロテイン入浴法による免疫力アップ法
ヒートショックプロテインとは、ケガ、病気、疲労、ストレスなどで傷ついた身体を修復し守るために作られるタンパク質です。
体内にヒートショックプロテインが多ければ、免疫力が高まり、病気になりにくい、疲れにくいなどの効果が期待できます。
ヒートショックプロテインでNK細胞とT細胞の働きを活発にする効果が期待できます。
ヒートショックプロテインは様々な要因で増加しますが、特に熱を加えることで最も効果的に増加します。
自宅でも少し熱めのお風呂に入るだけで、この効果を得ることが期待できます。
40度なら10分間、41度なら15分間、42度なら10分間の入浴でヒートショックプロテインを増加することが期待できます。
体力のない人や高齢者の人は、半身浴でも免疫力アップの効果が期待できます。
ヒートショックプロテインは入浴してから2日後をピークに4日ほど効果が持続することができます。
ヒートショックプロテイン入浴法は、週2回の実践で十分効果が期待できます。
ヒートショックプロテイン入浴法の後は、汗をかくので水分補給を忘れずに行いましょう。