体温を1度上げて免疫力アップ・低体温を改善、免疫力アップのポイント、食材、運動、入浴

体温が下がると免疫力が低下します。
低体温は万病の元になります。
1日1回1度体温を上げることが低体温を改善することにつながります。
体温を1度上げれば免疫力は5〜6倍もアップし、代謝も13%アップして脂肪燃焼効果も期待できます。
低体温で35度以下は、がん細胞が増殖しやすくなります。
体温を上げて免疫力アップ方法をご紹介します。

■体温1度上げポイント
・食材を見分ける
・1日2.5食
・ピンポイント保温
・お風呂の活用
・下半身を鍛える

私たちの体の中には異常な細胞が常に発生しているため、様々な免疫細胞が働いてこれを抑えています。
しかし体温が1度下がっただけでも免疫力が大きく低下してしまいます。
すると免疫細胞の働きが追いつかなくなり、がん細胞が増殖してしまう危険性があります。

■低体温の原因
・運動不足
・食生活

昔に比べて便利になった分運動不足になり、食生活も大きく変わってきています。
またストレスや水分の摂り過ぎも低体温の原因となります。
低体温が進んで35.5度以下になると排泄機能の低下、自律神経失調症やアレルギー症状が起きる危険性が高まります。
さらに35度以下になると、がん細胞が最も増殖しやすくなります。

■体温を上げる食材
・ゴボウ
・レンコン
・ニンジン
・リンゴ

土の中になる根菜類は体温を上げるといわれています。
寒い地方の食材、暖色系(赤・黄・橙・黒)の食材、かたい食材、加熱したもの、塩分が多いもの、発酵したものなどは体温を上げるといわれています。

■体温を下げる食材
・キャベツ
・バナナ

地上の上になる果物は体温を下げるといわれています。
暖かい地方の食材、寒色系(青・緑・白)の食材、やわらかい食材、冷たいもの、酸っぱいもの、脂分が多いものは体温を下げるといわれています。

■発酵食品は免疫力アップに効果的
発酵食品のなかでも体温アップに良いのが納豆やキムチです。

●納豆とネギで体温アップ
納豆は夕食に食べた方が良いとされています。
納豆に含まれるナットウキナーゼには血流を良くする成分です。
ナットウキナーゼが食後8時間作用して脳梗塞や心筋梗塞など就寝中の病気を予防してくれます。
さらにネギも加えて食べると体温アップに効果的です。

●キムチで体温アップ
キムチには血流を良くする食材が多く含まれています。
ニンニク、唐辛子、ショウガなどの体温アップ食材が汁ごと無駄無く摂れます。

■1日2.5食で体温を上げて免疫力アップ
現代人は食べ過ぎているので、腹八分目を心がけると良いです。
体温を上げるためには朝食を減らすのが良いそうです。

■梅醤番茶(ばいしょうばんちゃ)で体温を上げて免疫力アップ
梅醤番茶(ばいしょうばんちゃ)とは、梅干・醤油・生生姜汁・番茶を混ぜたドリンクです。
梅干や醤油の塩分は血管を拡張する効果があり、さらに生姜汁で身体を温めます。
種を抜いた梅干をスプーンなどで潰して醤油を加えます。
生姜汁を入れて熱い番茶を注げばできあがりです。

■温かい蕎麦で体温を上げて免疫力アップ
蕎麦は寒い地方で摂れる食材で体温を上げる効果があります。
薬味で七味とネギの体温アップ食材も摂るとさらに効果的です。

■夕食の食べる順番で体温を上げて免疫力アップ
味噌汁→おかず→ごはん→サラダの順番で食べます。
最初に冷たいものを食べると熱が奪われ代謝も落ちます。
そのためまず温かいものから順に食べて胃腸を冷やさないことがポイントです。
おかずに温野菜を使うとより効果的です。

■カイロで肝臓・腎臓を温め体温を上げて免疫力アップ
筋肉に次いで体の熱を作っているのが肝臓で、約20%の熱が肝臓で作られています。
肝臓を温めると体が温まってきます。
肝臓がある右胸の下にカイロを貼り、上から腹巻きをすると重点的に肝臓を温めることができます。
肝臓を温めることで血流を促し肝臓の働きをよくしてさらに体温アップにつながります。
さらに背中の腰の高さにある腎臓もカイロを貼って温めると体温アップに効果的です。
首の後ろ、脇の下、背中の腎臓の部分は褐色脂肪細胞のある部位で、熱を作る作用が高い部分でもあります。
マスクで鼻と口元を覆うだけでも保温効果があります。

■入浴で体温を上げて免疫力アップ
3分入浴3分休憩を3回繰り返します。
42度の熱めのお湯に肩までしっかり浸かります。
ひとつかみの塩を入れると血流を良くして保温効果がアップします。
血管の拡張と収縮を繰り返すことで全身お血流が良くなり体温がアップします。
短時間でも体温が上がり湯冷めしにくくなります。
じんわりと汗がにじんできたら体が芯から温まって体温が上がったサインです。
入浴後は水か白湯で水分補給しましょう。

■運動で体温を上げて免疫力アップ
筋肉の70%は下半身にあります。
急激な運動よりも「ながら運動」がおすすめです。

●片足立ち運動で体温を上げて免疫力アップ
片足を上げて1分間ずつ立ちます。
上げた足は90度の角度を保つように行います。
イスの背もたれにつかまって行うと転倒予防になります。
1分ずつの片足立ちで52分のウォーキングと同じ効果が期待できます。

●貧乏ゆすり運動で体温を上げて免疫力アップ
イスに座って3分間両足を上下に細かく揺すります。
足の裏とふくらはぎを刺激し、3分で20分のウォーキングと同じ効果が期待できます。

●V字立ち運動で体温を上げて免疫力アップ
つま先をV字に広げ、かかとをつけたまま上げて10秒間つま先立ちします。
10秒のアイソメトリック運動で下半身の筋肉を短時間で鍛えることができます。