疲労回復物質FR、自律神経、副交感神経優位で疲労回復、いびき改善で疲労回復、舌の体操

疲労回復物質FRは全身の細胞から分泌され疲労のもとを取り去る。
副交感神経が優位な生活で疲労回復物質FRアップ

■疲労回復物質FRについて
疲労回復物質FRとは、誰でも身体が疲れてきたと感じると全身のあらゆる細胞から分泌され、疲労のもとを取り去ってくれるタンパク質をいいます。
疲労回復物質FRは、生活習慣によってその働きが変わってくると考えられています。
良い生活習慣を送れば疲労回復物質FRの働きが強くなり疲れが残らなくなります。
逆に悪い生活習慣を送ると疲労回復物質FRの働きが弱まり、なかなか疲れが取れなくなったりします。
疲労回復物質FRの強さに影響するのは自律神経のバランスになります。

■自律神経と疲労回復物質FR
自律神経とは、身体を動かすときに必要な交感神経と寝るなど身体を休めるときに必要な副交感神経の2つをいいます。
私達の身体は交感神経と副交感神経の2つがバランスをとって正常な機能を保っています。
この2つの神経のうち、身体を休める副交感神経が優位な生活習慣を続けると疲労回復物質FRの働きが強くなるといわれています。
反対に常に攻撃的な交感神経が優位な生活を続けていると、疲労回復物質FRの働きが弱まって疲労回復しにくい状態になってしまうと考えられています。

■1人になる時間を作り疲労回復物質FRの働きを強める
誰でも午前中は交感神経が優位になりがちですが、30分でも1人になる時間を作れば自律神経がリセットされて副交感神経が優位になりやすくなります。

■クラッシック音楽で疲労回復物質FRの働きを強める
高ぶった交感神経が安らげば副交感神経を優位にできる効果があります。

■いびきが疲労回復物質FRの働きを弱める
睡眠は副交感神経が優位になり、自律神経のバランスが安定した状態になり疲労回復物質FRの働きが強まります。
しかし、いびきをかくと疲労回復物質FRの働きが弱まることが分かっています。
いびきをかくと喉の奥が狭くなり、呼吸で取り込まれる酸素の量が減ってしまいます。
すると脳からの指令で交感神経を優位にして心拍数を上げ、血中の酸素を低下させないようにします。
このとき副交感神経の働きが弱まるため疲労回復物質FRの働きも弱くなってしまいます。

■いびきの原因
いびきの大きな原因は、加齢やアルコールなどによる舌の根元の筋肉の衰えや緩みです。
空気の通り道である上気道を、筋肉が衰えた舌が塞ぎ狭くなることでいびきをかいてしまいます。
舌の筋肉を鍛えることでいびきを減らすことができます。

■CPAP治療でいびき改善
鼻に装着した装置から空気を送り込み、気道を広げることでいびきを解消します。

■舌の体操でいびきを解消
各々10秒×5回を1日3セット行います。

●舌を10秒間思いっきり前に出す
舌の根元の筋肉が前に引っ張られ鍛えられます。

●口を上アゴに吸い付くように当て10秒間口を閉じます
つばを飲み込んだ後の状態をイメージして行います。
舌の根元の筋肉を上へ押し上げることによって鍛えます。

●口を真一文字にしっかり閉じ10秒間手でアゴを強めに押します
口の周りの筋肉を鍛え、寝ているときに口が開かないようになり舌の位置が安定しやすくなります。