紫外線対策!カロテノイドで一重項酸素(いちじゅうこうさんそ)を撃退

紫外線対策!カロテノイドで一重項酸素(いちじゅうこうさんそ)を撃退!一重項酸素は通常の活性酸素とは全く異なる活性酸素で、紫外線を浴びた時にだけ肌の細胞で発生し肌老化の大きな原因に!カロテノイドで紫外線対策

紫外線対策といえば、ビタミンC・ビタミンE!
ビタミンC・ビタミンEは紫外線などによって発生する活性酸素を撃退してくれます。
特にビタミンCはコラーゲンの合成にも役立つので、傷ついた肌細胞を元通り修復するのに必要不可欠な存在です。

■紫外線を浴びると皮膚にどんなダメージを受けるのか?
紫外線が皮膚に当たると、皮膚では活性酸素が発生します。
この活性酸素が皮膚の奥のメラノサイトを刺激すると、メラニンが過剰に分泌され続け“シミ”の原因になります。
さらに活性酸素が皮膚の奥の新皮でコラーゲンや弾力繊維“エラスチン”を切断してしまうと、皮膚はハリを保てなくなり“シワ”の原因になります。

■肌老化を招く真犯人“一重項酸素(いちじゅうこうさんそ)”とは?
同じように紫外線対策をしているのに肌年齢に差が出るのは活性酸素の一種である“一重項酸素(いちじゅうこうさんそ)”に原因がありました。
一重項酸素(いちじゅうこうさんそ)は通常の活性酸素とは全く異なる活性酸素で、紫外線を浴びた時にだけ肌の細胞で発生して暴れまわります。
この一重項酸素(いちじゅうこうさんそ)は、これまでの活性酸素と同様に健康な肌の細胞を酸化させて傷付け、紫外線による肌老化の大きな原因となっています。

■一重項酸素(いちじゅうこうさんそ)にはビタミンC・ビタミンEが効かない
一重項酸素(いちじゅうこうさんそ)はとても反応性が高い活性酸素で、発生と同時に細胞を傷付けます。
この一重項酸素(いちじゅうこうさんそ)にはビタミンCやビタミンEの効果がほとんどないため、ビタミンCやビタミンEを摂取していても細胞はダメージを受けてしまいます。

■一重項酸素(いちじゅうこうさんそ)は、いたる場所でも発生
一重項酸素(いちじゅうこうさんそ)はやっかいなことに細胞の中でも細胞膜でも発生し、お肌に2つのダメージをもたらします。

●一重項酸素(いちじゅうこうさんそ)が細胞の中で発生した場合
細胞の中で発生した一重項酸素(いちじゅうこうさんそ)はメラニンを異常に増殖させ“シミ”の原因となります。

●一重項酸素(いちじゅうこうさんそ)が細胞膜で発生した場合
細胞膜が傷付けられ細胞自体の形が保てなくなり“シワ”の原因となります。

■一重項酸素に対して高い抗酸化力を発揮する“カロテノイド”
カロテノイドとは植物が作り出す色素成分。
このカロテノイドは細胞で待ち受ける性質があり、発生した一重項酸素を直ちに撃退してくれます。
もし紫外線を浴びた時、体内に十分なカロテノイドがあれば発生した一重項酸素を即座に撃退しお肌を守ることが出来ます。
熱帯に咲く花の色が濃いのは、このカロテノイド色素で紫外線から身を守っているためです。
熱帯魚がカラフルなのもカロテノイド色素で身を守っているからです。
カロテノイドは生物が紫外線から身を守るための内なるバリア!
しかし、カロテノイドを生成出来るのは植物や生物だけなので、食べて摂取するしかありません。
カロテノイドは細胞膜で働くもの、細胞の中で働くもの、両方に働くものとあります。
一重項酸素は細胞の中でも、細胞膜でも発生し細胞を傷付けます。
つまり細胞膜で働くカロテノイドばかり摂っていてもダメだし、細胞の中で働くカロテノイドばかり摂っていてもダメです。
肌を老化から守るにはカロテノイドを上手に摂取する必要があります。
また、カロテノイドは一重項酸素だけでなく、全ての活性酸素に対して抗酸化力があります。

■カロテノイド食材
●細胞膜で働くカロテノイド

・トマト(リコピン)
・スイカ(リコピン、α-カロテン、β-カロテン)
・ニンジン(α-カロテン、β-カロテン)

●細胞の中で働くカロテノイド
・キャベツ(ビアキサンチンルテイン)
・サケ(ヘマトコッカスカロテノイド)

●細胞膜と細胞の中の両方で働くカロテノイド
・ホウレンソウ(ビアキサンチンルテイン、β-カロテン)
・カボチャ(ビアキサンチンルテイン、β-カロテン)

■カロテノイド食材摂取量
1日約10mg 程度摂取するのが効果的です。
カロテノイドは熱を加えても壊れないので火を通しても問題ありません。
油で調理してもOKです。

●細胞膜で働くカロテノイド
・トマト 3/4個
・スイカ 1/20個
・ニンジン 1/4本

●細胞の中で働くカロテノイド
・キャベツ 50g
・サケ 2.5切れ

●細胞膜と細胞の中の両方で働くカロテノイド
・ホウレンソウ 1/4把(おひたしなら小鉢一つ分です)
・カボチャ 1/13個

■カロテノイドはいつ頃摂取するのが効果的か?
カロテノイドは摂取して細胞へ届くのに10時間かかると考えられます。
夕食で摂取するのが効果的です。

■細胞膜でも細胞の中でも働くカロテノイド最強食材“ホウレンソウ”
ホウレンソウには、ビアキサンチンルテイン、β-カロテンなどのカロテノイドが豊富に含まれているので、細胞膜でも細胞の中でも働きお肌を紫外線から守ってくれます。

■ジャコのカルシウムパワーでイライラ解消
ジャコは取れたてのカタクチイワシの稚魚を茹でた後乾燥して作ります。
ジャコには、脳内の神経伝達をスムーズにしてイライラを解消するカルシウムが豊富に含まれています。
またジャコに豊富なビタミンDは腸内でカルシウムの吸収率を高める働きがあります。

■葉ショウガで高血圧予防・紫外線対策
葉ショウガに含まれる香り成分“ジンギベレン”が血管を拡張し血液の流れをスムーズにする働きがあります。
葉ショウガの葉・茎は緑黄色野菜で、カロテノイドの一つβ-カロテンが豊富に含まれています。
紫外線対策はもちろん、抗酸化作用によって血液もサラサラにしてくれ血圧が安定しやすくなります。
また血液の酸化を防ぎ、一重項酸素を撃退してくれます。
カロテノイドの一つβ-カロテンは茎の赤い部分に多く含まれています。