腹式呼吸で腰痛対策

腰痛の原因は、生活習慣や生別 、年齢職業などが複雑に関係していますが、多くの場合、腰を支える骨筋肉の故障が腰痛の原因となっています。急性期は安静にし、回復期に少しずつ身体を動かし腰痛を予防しましょう。

■腹式呼吸について
呼吸法には、胸郭の中にある肋間筋の運動により行われる胸式呼吸と、横隔膜の上下運動による横隔膜呼吸があります。
腹式呼吸とは後者の横隔膜呼吸のことで、横隔膜を上下に動かし呼吸することです。

■腹式呼吸のメリット!
●腰痛予防に効果的!
腹式呼吸で横隔膜を動かすと、腹腔内圧がアップし腹筋の強化にもつながり腰痛予防に役立ちます。
また基礎代謝も上がることによりダイエット効果があり、呼吸効率がよくなり息苦しさが改善されます。

●腹式呼吸で自律神経を調整する!
腹式呼吸で深く大きな呼吸で横隔膜が動かすとその刺激が脳へ送られ、さらにそれが自律神経と深く関わりのある視床下部に伝達されます。
その刺激により、自律神経が調整され心身ともにリラックスしイライラやストレスを解消します。

●内臓が強化される!
横隔膜を動かすことで内臓全体が刺激され、胃腸や肝臓の血行が良くなり消化機能も改善され、便秘なども解消されます。
また停滞していた静脈の血液の流れもよくなり、冷え性にも効果的です。

●気軽に行える!
腹式呼吸は立っても、座っても、仰向けに寝ていても行えるので、時間や場所を気にせず自分のペースで、いつでもどこでも簡単に行うことができます。

■腹式呼吸の仕方
1:口をすぼめる感じで口から息をゆっくりと吐き切ります。
おなかがしっかりへこむまで息を吐き切ります。
お腹に手をあてて行うと集中して行えます。

2:おへその下あたりにしっかり空気が入っていく感じで、お腹をふくらませて息を吸い込みます。

3:いっぱいに息を吸ったら1〜2秒ほど息を留め、また口をすぼめる感じで口から息をゆっくりと吐きます。
(あまり意識せず少しとめる感じです)

・あおむけになって両膝を立てて行うとやりやすいです。
・吸う・留める・吐くを無理をせずゆっくりおこないます。
・吸う時は、お腹をしっかりふくらませて息を吸い、
 吐く時はお腹をしっかりへこませて息を吐き切るつもりでおこなうと効果的です。

■その他腰痛対策運動
●水泳・水中トレーニングで腰痛対策
●ウォーキングで腰痛対策!
●サイクリングで腰痛対策!
●腸腰筋(ちょうようきん)鍛えて腰痛対策
●腹横筋(ふくおうきん)鍛えて腰痛対策!

腹式呼吸(ふくしきこきゅう)で腰痛予防をしましょう!