背の高い人・太った人の腰痛対策

腰痛の原因は、生活習慣や生別 、年齢職業などが複雑に関係していますが、多くの場合、腰を支える骨筋肉の故障が腰痛の原因となっています。急性期は安静にし、回復期に少しずつ身体を動かし腰痛を予防しましょう。

■背の高い人・太った人の腰痛対策

■背の高い人腰痛対策
背の高い人は、ものを取るにも楽だしそれほど腰痛になることもないだろうと思われますが、逆に背が高いことで何をするにも腰を曲げなくてはならず、思った以上に腰への負担がかかり、腰痛になりやすい状態にあります。
特に、戸や門をくぐる時に腰から上をひんぱんに曲げ前かがみになることが多く、屋内での行動が多い人には腰痛になりやすい状態にあります。
背が高い人は身長のわりに腹筋・背筋が弱く、自身の体型を維持できる筋力がない人が多く見られます。

■背の高い人の腰痛対策のポイント
●まず自身の腰の生理的彎曲(せいりてきわんきょく)を維持できる筋力をつけましよう

●腰を中心にして上半身だけを曲げるのではなく、なるべくひざの曲げも使いましょう

●生理的彎曲(せいりてきわんきょく)
脊椎は首・胸・腰の部分で前や後ろに、S字形に彎曲しています。
この自然なカーブを生理的彎曲(せいりてきわんきょく)と呼びます。

■太った人の腰痛対策
太った人は、お腹を突き出して後ろに反り返る姿勢になりがちで、そのため腰椎のカーブが強くなり椎間板などに大きな負担がかかり腰痛になりがちです。
肥満でもそれを支えることが出来る筋肉があればいいのですが、肥満の多くが運動不足による肥満で、筋肉も弱くなっている場合がほとんどです。
日常生活の中で食事に注意し適度な運動で減量することが腰痛予防には大切です。